◆◆◆ 834 ★ 日本イラストレーター協会/新年会-2 ◆◆◆
2007.1.20 |
そのあと、地図を見ながら、ギャラリーOPAを探す。 もう日はドップリと暮れており、アパートが並ぶ暗い道を歩くのは薄気味悪かった。 青山は、昼歩くに限る。 やっと明かりが見えてきた角に、OPAはあり、マッチ展が開かれていた。 何でも、マッチは、マッチ屋さんから仕入れて、外側の箱やなにかに、インクジェットで印刷した絵を貼ったり、シールを貼ったり、絵を描いたり、中に何か仕込んだりという話である。 マッチという凝縮された世界に、小さく描かれた絵というのは、それはそれで楽しい世界で、ずいぶんと長い時間楽しんだ。 マッチの中に、自分のイラスト・カードがいくつも入っている作品なんかは、デュシャンのグリーンボックスという作品を思い出させた。 小さい箱を開いて、自分の作品がどんどんと出てきて、ミニ展覧会が開けるというのは、なんだかままごとのようで嬉しくなる。 宴会場なんかで、皆さんに新作をさりげなく見てもらったりも出来るし、アタシもつくろうかなあと心を動かされた。 |
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青山通りを表参道方面に戻り、宴会場に行く。 今日は、カシューさんと、置鮎さんの作品を拝見。 アメリカのイラストレーター年鑑も見せていただく。 わが協会の年鑑とはエライ差があるが、現実は現実である。少なくとも、何もないよりはマシである。 置鮎さんは、どちらかといえば画壇系の方で、女流作家展と、もう一つ新創作展だったかなにかに所属されているとのことである。 アメリカのイラストレーター年鑑は、手書き作品が中心で、物凄いレベルが高い。 会長さんの話によると、グラフィックデザイン(CG中心)というのは日本だけで、他のどの世界も、ほとんどが手書きなのだそう。 なるほどねぇ。 日本の場合、DTPで入稿したり、納期が物凄く短かったりするからね。(→このセリフは会長さんの受け売りっす。) パソコンやネット環境の普及状況も違うと思うし。 そんな差からも、結果が違ってくるということなのかもしれない。 アタシも、CGも作れるんだけどね、もう作らないと思う。 |
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いよいよ、今日のメインイベントである宴会に突入。 今日はもうお客様でイッパイで、早めに予約をしておいて正解だったぜ。 混みすぎてお料理が遅いという難も、ヤキトリが出てからは収まった。笑。 やっぱ、旨いよなあ。(塩は特にオススメ) 「あんまり早くきすぎると、予算オーバーになるし、これでヨカッタかも」などという感想まで。 もう、釜飯も出たという最終段階になり、協会展は、自由部門とテーマを儲けて、2部門にしようという話をアタシが切り出す。 そんでもって、どんなテーマがいいのかなど、メンバーがそれぞれ意見を出し合い、結論が出ないまま、話はメーリングリストか、SNS掲示板でということになった。 展覧会というのは、やればいいということでもない。 やるのであれば、人が来て下さらなければならない。 展覧会なんて、星の数ほど開かれているのだから、その中で選ばれなければならない。 とまあ、そういう話になる。 アタシにしてみれば、今は、販売できないアートの学校のギャラリーを利用しているという実態から、デパートで展覧会というところを目指したい。 デパートの展覧会って、ハードル高いと思われるかもしれないけど、彼らにしたって、集客できたり、グッズが売れれば問題がないわけで、最低限必要なのは、展覧会を開いたときの質と量ということだと思う。 まず、そこをクリアできれば、道は必ず出来てくる。 そのための、テーマというのは大切になる。 |
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