◆◆◆ 791 ★ 冬の個展開催しています。 ◆◆◆
最近忙しくて更新できないので、オヒマな方は、作田センセイのサイトから行ける、
ブログ・ユトレヒト通信を読むように。
2006.11.16 |
ポスター貼りもまだという、この、究極の状態なのだが、あまり気にしないことにする。 とりあえず、明日は、看板だけは外に出そうと思いながら、アトリエの中を片付けてゆく。 丸い桶の底に描かれた油彩の作品は、バーゲンで買った丸い額に入れられた。(定価は25000円!) カワイイぜ。 丸い絵というのは、何故こんなにカワイイんだろう。 そうして、丸い額はあと3個もあり、カンバスがついているのも2個もあることを確認して、少し嬉しくなった。 来年は絵を描くぜ。 テレビ番組などを消化しつつ、画家や、創作者のアイデンティティーとか、哲学的、思想的なものに触れ、それを書き留める。前は、メモ用紙に書いて、パソコン(しゃぼんだまあおいそら)で公開していたが、最近、古いノートに書く事にして、バラバラにならないということがあり、ここには書かなくなってしまった。 今の作家さんと、50年、100年前の作家さんとの違いというのは、何処にあるのか。 例えば、戦争であるとか、モノが不足しているとか、そういう物理的な人生の危機。 暗い時代、生きるという事に直面するからこそ、そのことを考え、万難を乗り越え創作を続けるという強さが作品の中に潜んでいるのではないか。 アタシは、最近そう考えることがよくある。 創作活動というのは、本当は命がけのものでなくてはならないし、そうやって、時代や、過去の作品や、美術界、聴衆なんかに何かを投げかけるという、そういう |
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アタシは、ワタナベさんに伺った、染色関係の専門店に早く行きたいのである。 そうして、渋紙の調達、紗やカシュー、薄め液の値段を調べて、一体この先、どうなればベストなのかをよーく考えたい。 てぬぐいデザイナーになりたいということではない。 それでも、芹沢ケイスケの作品が、菓子の包みやら、お茶の箱やら、暖簾やらに使われているのに触れるたび、作品というのはこうあるべきだと思うのである。 身近な所で、使う人に受け入れられるという物理的な結果だけが、己の作品を成長させる。 一旦作った型紙というのは、何度でも染めることができるし、売れ行きがよければ、色違いも作れるということになる。 ある程度の枚数の型を作ってしまえば、てぬぐいというのは、そんなに手間はかからないのである。 どうやって作り進むかというのを考えないとなあ。 型は、作れるときに適当に作るとしても、どういうタイミングで染めるかだよねぇ。 色違いを染めてくれなどというと単価が上がってしまうしねえ。 関西の染め屋さんに出すと、物凄く安いのだそうだ。 足立ブランドはどうなるんだろうか? ブランディングというのと、コスト計算というのは、同時に行われなければならない。 近場で作るから、高くてもいいということにはならないということである。 |
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11.23 いよいよ個展の日となってしまう。 とりあえず、設営が終わるまでは看板とポスターは貼らないことにする。 そんでもって、朝はイラストカットの直しをし、その後、アトリエに向かう。 新作や、自宅で描いたイラストや、グラフィックデザインのポスターなんかをアトリエに持ち込んで、額に入れたりする作業。 個展当日にやる作業ではないのだが、時間がなかったのだから仕方が無い。 アシスタントなどを頼める程の収益でもなく、できることをコツコツというので構わないと思う。 どちらにしたって、新作やポスターや、黒田さんが描いてくれたアタシの肖像画なんかを額に入れてアトリエに展示する。 黒田さんが描いたアタシの肖像画は、全員が、アタシが描いたのだと勘違いするだろうぜ。笑。 そうして、やっぱり違うんですね。などというに違いない。 |
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額に入れて飾ってあるいくつかの作品も、新作に差し替える。
展示用兼乾燥棚には、この前ミナトさんから帰ってきた作品を久しぶりに並べたりもする。 お帰り、アンドレア。 そうして、イロイロなイベントで外に持ち出された作品なんかも机の上に積まれて、ああ、こんなに描いていたんだという事実に、我ながら驚くのである。 どーすんだよっ。この絵はぁぁぁぁっ。 見るに耐えない作品は、描き直しているので、残された絵は、物凄く良いということでもなく、特に悪いということでもないという作品だということになる。 物凄く良い絵は、売れてしまうので。笑。 それから、電車の中で描いた小さいドローイングのスケッチブック5冊をどうするのかを考える。 邪魔だよなあ。 作家さんというのは、自分の増え続ける作品を、皆さん一体どう管理しているのか知りたいぜ。 |
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