◆◆◆ 713 ★ ロダン&カリエール展、都美館 ◆◆◆

2006.6.3

東京都美術館の公募展を見に行く。

その外、無料の展覧会、水墨画、油彩なども見る。

公募展も随分見てきたけど、国画会が一番レベル高いかなあ。

青木繁大賞展とかは、別格ね。

都美館で開く規模の展覧会ではって話しで。

公募団体の格を位置づける要素は、いくつかあることも解ってくる。

一つは、賞の数。笑。

賞が多いと、応募する人もそれに比例して増えるということみたい。

もしくは、その、賞が、誰が与える賞なのかという話もある。例えば、総理大臣なのか、文部科学大臣なのか、その両方なのか、都知事なのか、区長なのか。

まあ、公的機関の賞もさることながら、画材メーカーの賞というのも捨てがたい。

それぞれのメーカーで選ぶ画風が異なっていて、それは、ある種の好みみたいな世界で笑える。

画家は賞金が欲しいので、とりあえず、賞金額の高い所に応募しようという傾向。

そうして、ロダン・カリエール展に流れてゆく。

駅から至近の好感度。

それにしたって、たいして混んでもいなかった。

ロダンの彫刻は、素晴らしく、ある種の才能を感じないわけにはゆかなかった。

作品の持つ力と、普遍性という意味である。

肖像彫刻は、何回も作り直されていて、その作り直した過去の作品なども同時に展示されているのは参考になった。

なるほどぉ。

「いかに、偉人に見えるかがより重要」ということになる。ブロンズ像などになれば、その耐久性は恒久であり、肖像主の名とともに、永遠にその顔が残されてゆくことになる。

であるからして、実物以上に人物を表現できる人に、仕事は集中することになる。

芸大の公開講座というのがある。

うっひょー。絹谷さんも講義してくれるんだ。

というような集客力。

募集が多すぎて、私などは、絶対に落ちてしまうと思われる油彩部門はパスし、テラコッタによる人物像の作り方講座というのに応募する。

第二希望は、フレスコ画にする。

取手校舎なので、こちらは可能性あるよなあ。

テラコッタによる人物像の作り方講座で主に知りたいのは、芯の作り方。

どのくらいの芯の量にし、焼き上げるのかというのを指導してもらいたい。

芯を作らないと、粘土がもったいないし、温度差により、破裂する可能性もある。

もう少し自由な形の像を作りたいので、その辺、専門的な指導を受けられるといいかなあと思う。

まあ、ダメなら、どっか、カルチャーでもいいかなあと思っている。

なかなか、独学では難しい分野だと思う。

テラコッタの作品が良くなったら、ブロンズ像も作りたいよなあ。鋳造費っていくらぐらいなんだろう。

今は、4-50年前と比較して、設備などが充実している工房があるはずで、以前よりも安価に作れるんじゃないかという気はしている。

テラコッタよりも、高く売れるから。笑。

自分の作品の価格をどうやって値上げしてゆくかというのも考えておかないとなあ。

考えることが沢山あって驚くぜ。

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