◆◆◆ 659 ★ レーザー看板のデザイン ◆◆◆

2006.3.19

グラフィックやイラストの仕事は来たら来たで、自分の絵から遠ざかってしまうんだよねぇ。

まあいいか。

行き着く先は、きっと同じ場所にある。

レーザー看板のデザインという仕事が入ってきて、下絵を何作か作ることにする。

最初は、ありきたりな感じだったが、流石に40個目位になると、多少見れるようになってくる。

某テレビ局の、スタジオの入り口に置かれる品である。録音中になると、赤い光も点灯するという作品。

多くの、ハイセンスな方に見ていただくことになるので、イイデザインのを提案したいよなあ。

「この程度なら、自分にも作れそうだ」

などと、素人に思われてしまっては、デザイナーではないということになる。

この作品群は、アタシのデザインのカタログ的役割も担うので、スタジオ向きではないが、イロイロなフォントを組み合わせて、お店のサインなんかに使ってもらえるような作品も、平行して作ってみる。

使う色は、緑と赤の二色。

イメージとしては、ネオンサインのような感じなのだけど、ネオン管のデザインと比較すると、物凄い自由度がある。

やはり、作り進むと作品が安定してくるし、もう少しマシなデザインに昇華させたいという欲も顔を出す。

デザイナーとしては、まだ未知であるが、その筋の展覧会にも大量に足を運んでいるので、きっと、脳裏の中に蓄積された情報は、少しずつ、形になってくるはずである。

さすがに、「これが、オジャラのデザインでございます」からは遠いよなあ。

この前も、日記に書いたけど、

「ポスターというのは、芸術である前に、広告でなければならない。」

というのがね、デザインというのも同じだと思う。

自分が出すぎるというよりも、そのお店とか、その看板を必要としている人の事を、多くの人に伝えてあげられる力。

まあ、ここなんだよね。

非常口の緑のサインなんかのデザインの仕事も来ると思う。動きのある作品なんで、いくつも作って、デザインの習作を重ねたい。

もう少し作り進んだら、アタシの線なんかも取り入れた作品も作って行きたいよなあ。楽しみだわぁ。

誰にも作れないデザインにならなければ、金を出す意味がないもんねえ。笑。

「やっぱ、デザイナーさんに、お金を払って、頼んでヨカッタ」

まあ、そういう域でないとね、誰も頼んでくれないでしょう。

作家とか、デザイナーとか、建築家とか、そういう商売であるのであれば、「あの設計士さんにお願いしたい」

とか、「あのイラストレーターさんにお願いしたい」

とか、そういう世界を持っていないとということなのだと思う。

なかなかねえ。

そんな風にはなれないけどねえ。

看板のデザインの習作は、始まったばかりなので、何百枚か作りたいよなあ。

手ぬぐいのデザインとか、2色刷りの版画なんかと、物凄く近いんだよね。

赤と緑っていうのがね、ブルーも行けると思うんだけどなあ。青色発光だいおうどというのがあるらしいからね。笑。

お金を頂きながら、何かを作れるというのは、それはそれで、アリかなあとも思う。

一体いくらいただけるのかというのがね。笑。

どこも低予算なのだが、採用されるのと、採用されないのとでは、私の実績に違いが出てくるので、お安くても、採用を目指したいわ。

看板のデザインというのは、結構探されているはずなんだけど、パっとしないということが多いのかもしれない。

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