◆◆◆ 655 ★ 電車の中 ◆◆◆

2006.3.10

バイトへの電車は、行きも帰りも座って帰れるのがイイ。

であるからして、電車の中で、最初は、WEB関連の本なんかを、会社からお借りして読んでいたのだが、たいしたことの無い話だったり、同じ話の繰り返しだったりすることに気づいて、読むのをやめてしまう。

大事なのは、商品力である。

次に大切なのは、探している人に見つけてもらえる工夫である。

ネットでの商売は、これに尽きる。

独自の商品であり、かつ、探している人が買ってもいいと思ってもらうことが大切なのだ。

なるほどねぇ。

であるからして、アタシは、目処のない商品のお手伝いをしたりはしない。

やってもムダだからである。

逆に、もっと、売れる可能性がある、よくなる可能性があるという品物であれば、是非お手伝いしてみたいという気になるよなあ。ホントウに売り上げがアップするのかどうかを自分で体感したいもんねぇ。笑。

パソコン(WEB)サポートの仕事は、あんまり公表しないことにしているんだよね。こっちの仕事が忙しくなってもねぇ。大汗。

まあ、食い詰めたときに、収益を得る手段として、一応キープしておくって程度の話なのよ。

でもまあ、もし、サイトをお持ちでない会社さんなら、ゼッタイに頑張って作るべきだと思う。

HPに関しては、更新しているかしていないかということを重要視する人が多いけど、それは、解釈が間違っている。

扱っている品物が何かということが、最も重要なのである。

探している人に見つかるような工夫がなされていれば、人は勝手にやってくる。

であるからして、特殊な技術や情報、付加価値のある商品であれば、人は集めることは不可能ではない。

商品がありきたりな品の場合には、価格競争になってしまうので、儲けは少なくなる。少ない人数で回せる仕組みが大切ということになる。

ま、ありきたりを扱う人は、商品点数と価格の訴求力で勝負するしかないからねぇ。物凄く消耗するワケよ。

だからね、あまり深入りしないようにしようというムード。

そんなことを話しても、ネットで絵が売れるということでもない。売っている人もいると思うけどね。皆さん、もっと上手いんだよね。笑。

そうして、電車の中では、結局、小さいドローイングを繰り返すことにする。

竹久夢二は遠い。

罫とか、面の組み合わせなんかをイロイロと試行錯誤するのだけれど、なかなか上手くは作れない。

それでも、罫は、いくつも試行錯誤を続けていると、何パターンかは、見れる罫が作れるようになってくるのが不思議である。

イロイロな展覧会で、画家が手がけた装丁というのを見るチャンスが多いけど、力強さとか、デザイン力なんかは、ホントウに勉強になる。

自分で手がけてみると、いかに、力が足りないのかというのが理解できる。

パソコンに入れて、色をつけたら、デザインというのは楽だよなあと思いながら、どの色に置き換えるのかを考えたりもする。

基本的なラインは手で作って、色をパソコンでつけるという作業。

全部手で作ると、途方もない時間がかかるが、アタリを手で描いて、加工して組み合わせるというだけで、あっという間に作れてしまう。

そういえば、今週末の起業家イベントのデザイナーさんと、少しお話する時間があった。

彼女は、起業を目指していて、そういう意味ではアタシの方がセンパイだからである。

株と有のどちらにするのかとかね、そんな相談を受けながら、イロイロと話したあと、肝心の、デザインのギャラの話になる。

一本15万円くらいは取れるのだそうだ。

1本15万円?

イラストは、イラストで、別に一点いくらとか、取れるらしい。デザイナーって、儲かるんだねえ。

一万円で受けると、15分の一、1万五千円でも、10分の一ということになる。笑。

でもまあ、一万円でも、誰からも頼まれないのだから、事業としては、破綻しているということになる。

デザイン料って、高いんだねえ。求人の給料なんか見ていると、月額20万円前後ってところも多くて、ビミョーって気がするよなあ。

デザイナーさんは、アタシのデザインであれば、最低でも8万円位は取っていると推定したらしい。

「誰も頼んでくれませんしね、こちらから営業するということはありませんから、一生来ないかもしれませんね。笑」

デザイン1万円とか、1万五千円でも、やるけどなあ。

アタシの場合、5時間程度で一本作れる(たぶん、そんなにかからない。)から、それでも時給2000円計算だもんなあ。

まあいいか。

実績を積み重ねれば、必ずもっと良い仕事がくるはずである。

今よりも、もっと良いデザインを作れるようになるということの方が、優先される。

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