◆◆◆ 613 ★ 人それぞれ ◆◆◆

2006.1.13

いちおー、説明しておくけど、

「せつせつ せつなさと」は俳句っす。

あ゛ー、なんでこんなこと素人に

説明しなくちゃなんないんだよっ。

ネットの不毛な会話というのを垣間見る。

ああ、時間の無駄だったぜ。

そうして、新しい絵でも描こうと思い直す。

カラーインクの絵は、本当に色が美しくて、予期しない色の広がりが面白い。

そうして、たった3ヶ月程度しか色が保てないという刹那がもったいなく思えてくる。

(ホントのところ絵の具の値段次第なんだけどね。耐久性を優先すると、今みたいな色の広がりが作れるかどうかはまだ未知)

お高い紙に描くと、本当に美しく描けて、それが、紙の持つ力だけではないのだと思わされる。

そうして、安い紙に描かれた作品というのは、やっぱり納得が行かないことが多くて、良い材料を愛用できるように、稼ぎを増やさないとと決意を新たにする。

新しい絵は何枚も描いているけど、とりあえず、アップはしないでおく。

良い作品は、ネットの仕事に回すし、残りの分は句集に使うからである。ということで、新作楽しみにしている方には申し訳ないっすね。

高校時代の同級生の、H嬢がアトリエを訪ねてくださる。

高校時代のマジメなムードは一変、華やかで美しい笑顔でやってきた。

私は、彼女の顔を何枚か描かせて頂く。

仕事の話や、今の世の中が病んでいると思えるという話や、お互い子供を産まないことにしたという話で盛り上がる。

彼女は、小さい油彩を買ってくださった。

あれだよなあ。違う絵をオススメしたんだけど、海の絵が気に入ったのだそう。

まあいいか。

イロイロな絵が存在し、気に入った絵を置くというのが正しい。

どの絵が気に入るのかは、人それぞれで、だから、作家は、イロイロな絵を描かなければならない。

彼女は、パワーヒーリングというのの勉強をしていて、人の力を引き出すセラピーなどに立ち会っているのだそうだ。

よく解らないけど、頑張ってね。

リーマン時代には、アタシも、自分の能力を自分で引き出すという講習会に参加したことがあった。

それは、1400人もいた全社員が履修しなければならない講習で、確か、3日程の合宿をさせられたという記憶。

恐ろしく金のかかった研修であった。

研修の内容は、「人は、自分の能力の数パーセントしか使っていない。理由は、自分の能力に、自分で制限をかけているからである」

ということから始まり、その、数パーセントの能力を、自分でもっと高いところまで引き上げるという訓練である。

まあいいや。

その講習のおかげで、アタシも、「絵の道で生きてみよう」と思い、「きっとできる」と思い込み、そのための鍛錬のプログラムを自分で作ってきたということである。

当時の仕事で、会社に貢献できなかったことを除いては、悪くない。

そんなに社員教育に金を使ったにも関わらず、会社は無くなってしまい、教育を受けた社員たちは、散り散りに生きている。

今となれば、世の中というのは、そういうものなのだと受け入れることができる。

嘆いたからといって、現実が変わるということでもない。今ある現実の中で、幸せを見つけ出すという作業の方が、よっぽど価値があるということである。

ヤギ姉さまにお声をかけていただいて、OMプリントハウスの猫展というのに作品を出すことにする。

猫の版画かぁ。

イッパイあるんだけど、ちゃんとした紙に摺ってないというか。汗。

今日、電話をしてみたら、18日からだそう。

間に合わないよなあ。

とりあえず、猫の油絵を2枚出すことにする。それから、ポストカードなんかを何枚か印刷して一緒に販売してもらうという内容。

人って、どのくらい来るものなのかねえ。

まあいいか。

去年作ったポストカードは、ほとんど配ってしまったんだよね。また印刷するとは思わなかったよ。

猫のドローイングも何点か出すかなあ。

うーむ。退色が気になるよなあ。

、、、、、、。

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