◆◆◆ 608 ★ 50号 ◆◆◆

2006.1.7

作業台の上を片付けて、いよいよ大作モード。

年末に買った50号枠に船岡ちゃん(高級カンバス布のブランド名)を張る。

フナオカちゃんは、気合入るんだよねーっ。1メートルで3000円位するからね。

そうして、枠と合わせて、せいぜい7000円程度の原価なのに大騒ぎ。

小さいカンバスの20枚分だもんね。笑。

そうして、絵の原価よりも、公募への応募料とか、送料の方が高いという構造とか、大きい絵は結局売れないけど、場所を取るとか考えると、画業というのは、一体何なんだろうと考えないわけには行かない。

下塗りを終えたカンバスを乾燥棚で乾燥中の写真。

50号は、この台(写真左下にチラリと見える台)の上で描くことになるということだ。

60号だとちと辛いんだよね。大きすぎで。

それから、何を描こうかを考えながら、入り口の看板なんかを描き直すことにする。

最初の個展の時に作ったやつで、絵が大分上達しているからである。

看板がヨイと人が沢山流れてくるのである。

看板は、乾燥の速いアクリル絵の具を利用。

前のシャボン玉の絵の上に白を塗り、更に絵を加筆。

さすがに、絵の力がついてきている。

もう少し、動きが欲しいけど、まだ、力的には、この程度が精一杯だと思う。

30号近くあるカンバスであるが、天使だけでイッパイになってしまう。

もう少し構成力もつけたいんだよね。

絵が大きすぎて、小技が使えないというか。

色は、上か下の水色をキミドリにするべきだったよなあ。

まあいいか。

当分、この天使が看板娘となり、アトリエの入り口に置かれることになる。

看板2枚目も製作中。

こちらは、アトリエの曲がり角に置く作品。

ヌードの絵は動きがないので、やはり天使にすることにする。

動きを意識すると、もう、裸婦などをモチーフには使わなくなるのかもしれないと驚かされる。

矢印がメインの看板であるが、ここは、指差し確認で、より、印象を高めたい。

油彩と違う所は、乾燥が速いので、あっという間に完成するという所。

しかし、アクリル画は、看板にしか使わない。

アタシの作品は、あくまでも油彩にこだわっているということである。

細部の描画も、筆だと、かなり描けるようになってきている。油彩のマチエールは、それよりも、独自性を強めたため、完成度が、筆で描くよりも落ちているという段階。

もう少し、油彩の細部の技術をアップできれば、同じ程度に作品が作れるし、もっと迫力が出せる。

看板のアルバイトもしますので、ご入用の方、ご予算お知らせください。

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