◆◆◆ 607 ★ あとりえでの書初め ◆◆◆

2006.1.5

左のは、コロニ展に来てくださったS町さんを描いた作品。

あのときは、なんか描こうと思って、クレヨンを持っていっていたんだよね。

オ「ちょっとキレイ過ぎたよねえ」

S「いーの、いーの、これでいーわぁ」

という会話。

似顔絵描きのバイトでもするかなあ。

アトリエに来た方限定にしよう。

みたいなね。

いくらにするのか考えないとなあ。

商売というのは、考えることが沢山あって驚く。

それから、年末売れた作品で、少し破損した部分を補修。

色を全体的に少し柔らかくする。あまり、差を感じないかもしれないが、見た目、随分と違うのに驚く。

ほんの少し白を混ぜただけなんだけどね。(全部塗りなおしている。)

油彩の絵の具は、何度も塗り重ねると、ホントウに色がキレイになってゆく。

もう一枚のネコの絵も仕立て直す。

2006年は全体的に、パステル調にしようかなと。

似合わねぇ。

みたいな。

それでも、色を少し柔らかくするだけで、トゲトゲした感じから癒し系に変わるのがスゴイ。

左上の茶色をカーキーかなんかにして、猫の目をグリーンにすると、もっと良くなるに違いない。

色の配置というのは計算されつくされている。

基調の色を選んで、その色を引き立たせたり、全体を際立たせたりするものでなくてはならない。

実際塗って試行錯誤しているというのが、まだ力の不足しているところである。

この日は、作品の数を数えたため、机の上に紙が散らばっていた。

そんでもって、その紙の裏なんかに絵を描いて、また、数を数える。

今日は12枚程度のドローイング。

もう少し、毎日のドローイングの数を増やしたい。

その他、頼まれている肖像画や天使のおかしな部分を補正して、一日が終わる。

やみくもにドローイングを繰り返すのではなく、作品作りというのを通して力をつけたいよなあ。

本画に仕立てるときに、一番力がつくからね。

東京ビューティーさんのコラム連載がスタートし、いよいよ、アタシのイラストも公開された。

トップの絵と比較すると、随分違うような気がするけどなあ。まあいいか。

手書きの分CGとは違う良さみたいのはあると思う。

その差というのは、これから、だんだん貴重になってくる。理由は、ほとんどの人が、CGにシフトしてゆくため、手で描ける人が減るからである。

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