◆◆◆ 604 ★ 2006年新春特大号!600回記念-5 ◆◆◆

2006.1.1

この彫像の向こうに見えるのが、湖南荘。

カチカチ山からは至近なので、駅までの送迎を断って徒歩で帰る。

帰りに、地元の造り酒屋により、地酒を買う。

河口湖の地酒メーカーはここだけ。

地酒があると聞き、しかも、徒歩で行けると聞けば、行かないはずがない。

今回、注目すべきところは、この、丸い物体。

アタシも、このことを知ったのは最近で、てぬぐいのデザインをするようになってからである。

ガイドブックの写真に、大きな丸い球体の品物がぶら下がっている写真を見る。

何がなんだか解らないまま、心惹かれて、その写真から一枚デザインを起こしてみた。

ウチのオットにその話をすると、「それは、蔵元のマークなんだよ」

とのこと。

オットは何でも知っていて便利である。

そんなこんなで、町の人に、場所を聞いて、蔵元を探すことに。

その知識が事前にあったので、蔵元は、すぐに解った。

この、丸い品物(写真)が、入り口付近から垂れ下がっていたからである。

建物の入り口付近に、このようにぶら下げられている。

直径80センチ程度あり、結構デカイ。くす球みたいな感じ。酒飲みにしか解らない、秘密の暗号ってことなのぉ?

そんでもって、中に入る。

店の中には、酒カスの匂いがプンとする。http://www.kainokaiun.jp/home.html

地酒数種類が並べられて、そのほかにも佃煮とか、地元の人が手織りした小さいハンケチやコースターが売られていた。

父はどぶろくを買い、アタシは、純米酒を買う。

オ「純米の辛口ありますぅ?」

店員「ウチのはみんなから口です。ここの水は富士山の湧き水で、寒い気候もあって、酒がとても作りやすいんですよ」などと、「純米の辛口」という一言で、アタシの酒好きを見抜き、すかさず、商品の特徴をPRされてしまう。完敗。

一口も飲む前から、のん兵衛心は、ワシ掴み。汗。そして、追い討ちをかけるように、

「ウチのは全部辛口です。」キッパリ。

あ゛あ゛。至福。

宿に戻って温泉に入った後、早速富士山の絵を描いてみる。

まあこんなもんで。

とりあえず、ここまで描いて、マチエールは、もう少し乾燥してからあとりえで仕上げの作業をしようと思う。

右側は、太陽が昇りかけているところ。

月と太陽が同時に出現するというのがテーマ。

明るくなるからね。

そうして、千住博の作品には流れ星が描いてあり、全く動きの無い風景の世界に、たった一筋の光を入れ込むことにより、瞬間表現も加えてしまうというのがスゴイなあと思わされた。

意識していたとしたって、なかなかできるものではない。

元旦の絵としては、悪くなかったと思う。

もう一枚富士の絵を描いて、絵の具を片付ける。

今年の書初めは油彩3枚。

まあまあのペースである。

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