◆◆◆ 601 ★ 2006年新春特大号!600会記念-2 ◆◆◆

2006.1.1

三が日だけの臨時便、朝10時出発のバスツアー「初春号」。

富士急行(株)河口湖営業所 0555-72-2911のガンバリを皆さんにお伝えしたい。

ツアー料金2000円。乗客は、60人前後と思う。

バス2台でのツアーである。席があれば、当日参加も可能。ゆったりと座れて快適だった。

河口湖から山中湖まで行く間に、バスの窓から撮影。

元旦の朝は、どんよりと厚い雲に覆われていた。

富士の左側にあるのが、釣鐘雲という種類の雲で、珍しいモノだそう。

この雲が、富士の上に出たりすると、雪だとか、どの方面だと雨などと、天気予想の目安にも使われるらしい。

確かに、こんなにブ厚い雲の塊というのは見たことがない。

バスは山中湖で追加のお客様を拾って、忍野八海(おしのはっかい)へ。

なんでも、8つの池がある場所で、歴史のある聖水?湧き水なのだそう。(正確には全国名水百選に選定されている水のひとつ)

汚い池と、水のキレイな池が合計8つ。

汚い池は、富士を美しく映すので、それはそれでアリだと思う。

そうして、自分が撮影した写真の池に、富士を入れなかったことに、後悔しきり。

元旦から、こんなことにクヨクヨしている自分の小ささに、もっとガッカリするのである。

先ほどの釣鐘雲はどこかに吹き飛び、雪の予想もどこへやら、晴天の元旦となった。

ヤッパアタシは運がいい。

忍野八海にはトウモロこしが大量に干してあって、この黄色い色が、風景のアクセントになっている。

太陽の光を受けて、キラキラと輝くトウモロコシに、何故か心が明るくなる。

日本の冬の風景というのは、色彩的に不足していることが多いからね。

観光地は、こういう、低予算で、風景に彩りを加える工夫をするといいなあと思うのよ。

写真家はこぞって、撮影しにくると思うし、素人が撮影しても、それなりに見れるからね。

黄色い色が太陽に反射した前なんかで人物を撮影すると、黄色い光がレフ板の変わりになり、人もキレイに見えると思う。

そうして、今度は、観光地の彩りについて、真剣に(ネットの中で、観光地の人に)助言を与えている自分に気づき、精神が分裂しつつあるのかもしれないと、結構ブルーな気持ちになる。

これが、一番澄んでいる水の中にいた魚。

そういえば、魚の絵というのも、まだ描いたことがない。焼き魚を描いたことが一度あったかもしれない。(絵手紙時代)

描きたいと思ったことがないのだから仕方がない。

そうして、もっとイロイロなモノを描かなければいけないなあと反省。

イロイロな絵を描くという作業は、作品の幅が広がって、新しい発見があるからである。

写真というのはてっとり早くていい。

そうして、そういう安易な世界ではなく、作家にしか作れない、独自の世界があるから、絵に進んだのだと再認識する。

もし画業が、写真のような絵を描くだけなのであれば、写真を撮ればヨイのである。

自分の荷物の2倍近くある画材を持ち歩く必要もない。

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