◆◆◆ 564 ★ 個展三・四日目-2 ◆◆◆

2005.11.27

今度から、ほっぺが四角くなったオジャラ絵を、みなさま、どうぞ、よろしくお願いします。

この絵は、ストレッチの女を描き直した作品です。

前のは、少し細部が稚拙でしたが、ちょっと塗りなおしてみました。

それから、下の部分を濃い色で引き締めました。

背景のグリーンは、もう少し明るくしようと思います。

加筆前の絵

その後、サラリーマン時代のお友達Mちゃんが訪ねてくださる。長女のH嬢と一緒に来る。

そうして、あまりにも絵が沢山あるので、彼女は非常に驚いていた。

「よく、こんなに描いたねぇ」

彼女のご主人はヤリ手の社長さんで、今度は、店内にドトールを併設するのだそうだ。

オ「げっ、Mちゃん、店長?」

そんでもって、だんな様は、ドトール大学に通うとか話していた。

アタシのHPを見てくださって、お店に、飾ってくださるというので、貸し出すことに決まる。

「悪いけどさ、取りに来てね。」(→遠いの。)

オジャラ絵も、いよいよ横浜進出だぜ。

とりあえず、飾る場所を確保できれば、次の絵を描けるんだよね。

彼女は、何か買ってくれようとしたが、貸し出す話になったので、買うのは辞めたようだった。

まあ、そういうものである。

しかし、アナタは、ここを勘違いしてはいけない。

たとえば、10枚の大作(といっても、20号とかよぉ)を無料で貸し出したとする。

そうすると、彼女は、自発的に、大いに私の絵のことを宣伝してくれるのである。

有料で貸したりすると、そうはいかないのだ。

そうして、大きい絵が10枚アトリエから無くなると、また、10枚の大きい絵が描ける。(押入れの4分の一程度のスペースよぉ)そういうことになる。

日本では、大きい絵など、どうせ売れないのだ。

が、描画の力や、構成力、完成度をアップしたりする鍛錬にはなる。

連作を作れば話題にもなる。

大きい作品で、格調高い絵を作れなければ、公募展には入選できない。

売れないけれども、画家であれば、大作も描くということになる。が、残された作品は、物凄く邪魔なんだよね。

であるからして、どこか展示してくれる予定があれば、無料で貸し出して、販売促進と割り切って絵の力をつけるために作るというので、上等だと思う。

絵が良ければ、小さい作品を欲しいと思う人が出てくるからである。

絵を入れ替えたりすると、絵のことや、画家のことがきになり、HPを見てくださる。(ホントウ)

HPや個展などのチラシも快く置かせてくれて、絵が気になる人は、皆さんで見てくださるのである。

H嬢は、アタシの銅版画のアルバムを見てくださる。

そうして、玄関にあった絵を見て、「この絵見たことがある」などと、母に報告するのである。

さっき見たばっかだけどねぇ。

でもまあ、彼女の脳裏に、この作品を見たという記憶が残っていたということである。

私の絵をアトリエで見た人は、そのほかの場所で私の絵を見たとしても、見間違うことは無い。

それぐらい、強い映像記憶をノウミソに焼き付けることができるということなのだ。

しかも、子供にだぜ。

そういえば、このまえ来た、2歳の子供に、缶バッチをあげてみた。

2個渡したら、一個返してくれた。(デキのヨイ方を選択)

そうして、「カワイー」といって、ニコニコとした。

2歳だぜ。

0歳児から、ハイセンスな玩具に囲まれて育つ今時の子供は、目が肥えているよなあ。

だから、絵のことがわからないという人に、悪い絵を売ったりしてはいけない。彼らは、潜在意識の中で理解できている場合がおおい。

もし、悪い絵をつかまされているのだとすれば、それは、値段が高いほうが、絵がヨイと勘違いしている、本人の勉強不足に他ならない。

リノニウムの彫りを終えて、今度は、リトグラフの描画に入る。

CDマーカーで、目立てをしたアルミ板に直接描画。

この前の銅版画のお教室で、みんなで遊んだときに、マーカーの乾燥具合とか、SK液の乾燥時間の長さにより、刷り上りが違うことを確認したので、SK液は、一晩つけておくということにする。

この絵は、自転車操業で、坂道を登っているギャル。

猫とか、ハトとか、お日様などが応援。

頑張るわ。

オジャラよ。カレンダーの絵としては「自転車操業」は不向きなんじゃないのかよ?

うーん。どーだろう?

絵には動きも出てきたし、詩的、叙情的なムードじゃない?

というように、あまり反省はしていない。

猫しか要らないという人もいるので、猫も描画。

去年の方がヨカッタというのを除けば悪くない。

去年のカレンダーは、傑作だったよなあ。

まあいいか。

一度描いてしまった作品は、描き直すことはできないのである。

そういえば、筋の人は、アタシの猫のドローイングを見て、「どうして、猫に行っちゃったんですか?(人物の方がヨイのに)」と、ボソリ。

「猫しか要らないっていう人も多いんですよね。人物も描いてますよ。」

と、クロッキーを見ていただいたりもする。

それにしたって、結構、絵が好きという人は住んでいるもんだよなあ。前回も、筋の人に来ていただいたしなあ。

アタシの看板を見て、筋の人が流れてくるというのがスゴイよなあ。それほどの絵でもないと思うけどなあ。

明日は、カレンダーを刷るぜ。