◆◆◆ 514 ★ 大きな旗を作る ◆◆◆

2005.9.25

アーティスティックマーケット用に大きな旗を作る。

最初は看板という話だったが、風などで転倒したりするリスクなどと、学校という場所で、横長の旗を掲示する場所があるということで、こちらが採用になる。

4メートル×70センチの大作である。

オジャラよ。

アンタの作品の中で、一番大きいってことじゃないの?

だよねーっ。

習字やドローイングの鍛錬の甲斐があって、文字をレタリングするのも、大分上手くなってきた。

今回は、フカフカしたビニールの布に、アクリル絵の具で描画してゆく。

アトリエの作業スペースが狭いため、半分ずつしか描き進めない。

残りの半分は、明日ということである。

オジャラのアート作品は、もう一つ作る予定。

チラシウォールという作品である。

横浜のアートバンクさんに展示されていた、「チラシハウス」(みかん組みさん製作)なる品を拝見し、アタシなりに工夫をこらしたデザインの、実用アート作品。

ビニールに、チラシを入れられる構造で、天井から吊るすように作られている。

今日は材料の調達。

真っ直ぐ縫うだけなのだが、ビニールなのと、ミシンがボロイのが心配。

心配しても仕方ないのよ。

ある道具で作るしかない。

これが一番心配なんだよね。

おとといから作っていた、入り口に掲示するという看板は完成。

気に入るかどうかというのは、別な話で、まあ、こんなもんかなあ。

「何でもいいから描いてください」などとアタシに頼むべきではない。

そのときの思いつきで、思い及ばぬ作品になってしまうからである。

極力、過去の作品を参考に、「天使で」「猫で」「カエルで」などという風にオーダーするのが正しいということである。

Tシャツは15枚ほど転写できる。

1枚に6分もかかるというのは想定外だった。

知らないということは、恐ろしい。どちらにしても、分担してくださる方が出てきて、かなり気が楽になる。

チラシウォール頑張ろう。

来月の表紙の案を数点出していて、どの絵でいくのかが決まる。

今回は、全員一致で一枚の絵になった。

左の絵に似てるんだよね。

たぶん、この前のデッサンの映像が頭に残っていて、似た絵に置き換えたんだと思う。

それにしたって、採用者の人も、随分とアタシの絵に慣れてきたもんだぜ。

読者様は大丈夫なんだろうかと、ちと心配。

まあいいか。そのうちに、慣れる日もくることであろう。

そう言いながら、全員一致で同じ絵になるというのは、今までになかったことで、他の絵が著しく劣っていたんだろうと、不安になる。

というように、毎月の仕事でありながら、かなり不安定ということになる。はぁ。