◆◆◆ 510 ★ パウル・クレーの番組を見る ◆◆◆

2005.9.22

もう、4回位見ているんだよね。

まだ、解らないことがあるのよ。

今日気づいたのだが、彼は、

「現代絵画に、美しさを取り戻そうとした」らしい。

確かに、色はキレイだよね。

よく理解できないんだけど、ポストカードは買ってしまう。みたいなね。

ケチ臭い、紙切れの水彩画なんかじゃなくて、もう少しちゃんとした作品が見たいぜ。

アタシの、カラーインクの作品は、限りなくクレーの作品に似ている。

(→よく見ると似てません。キッパリ)

とりあえず、アタシの場合、適当に作っているからなあ。

彼の、緻密な作品構想から出来た作品とは、根本的に違うんだよね。汗。

でもまあ、これもある種の才能だよね。

苦もなく、次々と新しい絵が作れるワケだからね。

色彩というのは、誰でもが手に入れられるワケではないらしい。

でもまあ、画家になる人はほとんど持っているはずなんだよね。

色さえ持っていれば、あとの話は、技術が95パーセントだと思う。

フツーの感覚だとね。

大芸術家になろうと思うのであれば、必要なのは、発想力だろう。

普通の人が及ばない発想で創作ができる。

まあ、ここに「芸」があるわけよね。

誰にも真似できないから、「芸」なわけでね。

ここを勘違いしちゃいかんのよ。

画家と芸術家の違いは、「芸」の有無。こういうことになる。

画家なのに、自分は芸術家だと勘違いしている人は多いよね。汗。

練習すれば、自分にも描ける様になるのか、どんなに頑張っても、「この絵は、私には描けない」という絵が描けるのか。

ここなわけ。

スガタ先生に、アタシの猫の版画を差し上げたときにね、センセイは、アタシの絵を飾ってくださり、「リカさん。この絵は僕には描けないよ」

とニコリとされた。

(誰がみても、笑っちゃう絵なのよ。たはは)

スガタ先生の絵は、どの絵も素晴らしく、その凝縮された空間の描画や、踊り子の美しいお顔にグングンと引き込まれてゆく。

高い技術力の上に、独自の世界が広がり、バリ伝統を描かせたら、(他にもいるかもしれないけどさ)今のところ、一番スゴイと思うよね。

独自の世界(絵を見ただけで、スガタ先生の絵だと解るということ)を持つ。ここに芸があるわけよ。

バリの美術館級の作品なわけ。

お値段もバリ島価格だしさぁ。

私もスガタ先生も、表現する世界は全く違うけど、「自分の持てない世界を持っている作家さんだ」という部分で、お互いを認め合っている。

まあ、そういうことになる。

センセイの大作を買ったアタシとRさん、Hさんには、鑑識眼があるということになる。

そうして、そんなスガタ先生の作品であっても、「リカ、絵が売れないんだよ」などと相談されるわけなのよ。お元気かなあ?

どーして買わないのかが、アタシには不思議なんだよね。

足立区文化祭の案内が来る。

洋画部門の搬入は10月10日。

西新井かぁ。持って行くのが面倒なんだよね。

区展はさ、徒歩5分だからね。

どーするよ。

30号のヌードちゃんでも持っていくかね?

あっ、額が無いのよ。

うーむ。花帽子の女を出すかなあ。

西新井ギャラクシティーねぇ。

行った人の話を聞いたことが無いぜ。

というように、足立区の文化祭は、物凄く地味なのよ。

しかも、出品するのに2000円もかかっちゃうからねえ。

パスかなあ。(貧)

それとも、個展のご案内を置かせてもらおうかなあ。

たぶん、手作り系だから、どこかには置かせてくれるだろう。うん。