◆◆◆ 489 ★ ポストカードの印刷 ◆◆◆

2005.9.4

どんな柄を印刷するかなあ。

この前、ポストカードのコンテストに応募したヤツは、さすがにマズイよねー。

まだ、結果が送られてないしね。(どうせ落ちると思うけどね。)

別なのを作るかねぇ。

折角なので、新作を描こう。

というように、こんなに沢山絵があるというのに、ポストカードの柄になる絵すら存在しないということになる。

たいした絵がないということに他ならない。

いやまあ、手持ちで作れなくは無いが、新しい作品の方が、きっともっと良く作れるという確信がある。

ポストカードを何種類、それぞれ何枚作るのかということも考えなければならない。

猫のシリーズは、ポストカードにして販売しようと思うのだが、どれを印刷するのかという悩みが生まれる。

沢山有りすぎるんだよなー。

インクジェットで印刷されたポストカードは、実物程良くないしね。

新しいカラーインクを何本か買い、(それにはスポイトがついているため)大変使い心地がよく、色の幅も広がってきた。

カラーインクというのは、本当に色がキレイ。

ポストカードの宛名面に、アトリエの広告を入れるのか。

ここも重要である。

販売するのであれば、広告を入れるというわけにはいかない。

ポストカードは、裏面は作品、表面は、買った人が自由に使えなければならない。

というように、ポストカードを作るという話でさえ、こんなに考えることがある。

バッヂも作らないとなあ。

世界堂の公募作品は時期的にムリということがわかってきた。(実は一枚作りかけがあるんだけどね。未完。)

個展広告のチラシも作らないとイカンということのようだ。

またチラシを作るのかぁ。

というように、たかだか、無料のアートマーケットに出るというだけで、こんなに忙しくなってしまう。

アタシには、絵の値段のことは良くわからない。

それでも、上野の絵描きさんなんかが、40分ほどかけて描く似顔絵が4000円程度で売られているという現実を考えれば、2分-5分程で描かれた上に、グンと小さい作品が、もっと高いというのは間違っていると思う。

表参道の似顔絵屋さんは、1枚15分程度の素描で1000円で販売していた。

もちろん、画廊で4万円で売っている人もいるし、売れていないということではないみたいだったけど、全部がその値段で売れるということでもない。

イイ作品だけしか売れないはずである。

デパートのチョロリとした手書き作品だって、雑貨店で売られれば額付き、最低価格は4千円台から販売されている。

文化村の一階のギャラリーであっても、手のひらサイズの小さい銅版画は、額付で4千円台から売られていた。

アタシは、イロイロな場所での価格の調査を続けている。

どの絵がよくて、どの絵が悪いということでもなく、オリジナルな作品には違いがない。

買いたい人とめぐりあえているのかどうかと、値段が折り合っているのかどうか。この二点が、買われるか、売れ残るかの決定要因である。

イラストレーターズ協会のイラストレーションの価格の目安にしたって、カラー作品10センチ角で、最低価格は5000円程度から20000円となっていたけどね。

アタシの場合、たいした仕事もしていないんだから、最低価格のランクだと思う。

10センチ角で5000円かぁ。作品によるだろう。

皆さん、何時間もかけて一点を完成させているのである。

1センチ角辺りの値段は50円ということになり、A4サイズだと28000円。これが最低価格ということになる。

なるほどねえ。

しかし、交流会で、打診をしたところ、原画というのは全く売れないのだそうだ。

売れないのであれば、画廊など借りて展覧会などしないほうが良い。

そういうことになる。

確かに、雑誌のイラストなんかは、原画を飾るというニーズとは違うもんねえ。