◆◆◆ 453 ★ ゴアサさんに会う ◆◆◆

2005.8.6

アート・フェアでは、ゴアサさんが、不忍さんのブースに出張って、頑張っていた。

若い人はいいよなあー。

そんでもって、今回不さんから出版した、ゴアサさんの絵本の原画なんかを販売していた。

A4よりちょっと大きいくらいで、一枚4万円。

ドローイングでそんなに取るのかぁ。

うひょー。

買えないぜ。

ちなみに、奈良美智とかになると油性マジックで15秒程度で完成するドローイングが7万円って感じ。今はもっと高い可能性がある。

まあ、新鋭の作家さんだから、それよりは安いって感じなんだろうか?

あんまり安いと売れないらしいしね。

アタシなら、この前見た、鈴木英人の35000円の水彩画というほうが、断然価値があると思う。(→人気者多数で、買うのは難しい状態)

というように、アートの評価とか、価値観、支払っても良いと考える金額は、買うほうの事情によるということになる。

ゴアサさんには、日本イラストレーター協会について教えてあげる。

あれくらい描ければ、イラストの仕事を依頼したい人もいると思うし、審査は合格するはずだからである。

ゴアサ「イラストと絵画の違いって、何なんですか?」

オジャラ「目指すべき場所は同じ。オリジナリティと瞬間表現。」

ゴアサ「うんっ」

オジャラ「イラストレーターの登録をすることで、絵に対してお金を払ってでも使いたいというニーズがある人に、もっと見つかると思うけどな」

ゴアサ「依頼された絵が描けるか不安です」

オジャラ「そーねー。でも、向こうは、こういうタッチの絵を探しているんだから、関係ないんじゃないの?使うほうは、イロイロな絵を探しているもんだよ。」

まあ、そんな会話。

これからアメリカに一年間留学して、バリバリと絵を描いて、また成長することだと思う。

彼女の絵は、特徴あるから、イラストレーターとしてメディアに載れば、山本容子ぐらいにはなると思う。

絵を描く力というのは、そういうものである。

アメリカかぁ。アタシも金があったら行きたいぜ。

うーむ。このページは描き直そう。

そんでもって、前のブースのテーブルの上に、フジイさんのパンフを見つける。

おおっ。売り込みに来ていたのかもしれない。

前のブースは、この前の美術の窓で、新鋭の作家さんを有名にする画廊というので、大々的に紹介されていたところだ。

村上隆もウロウロとしている。

彼もそこからデビューしたのだそうだ。

フジイさんも、そんな情報を入手して、売り込みをかけたに違いない。

みんな頑張っているよなあ。

オジャラよ。人の絵ばかり見ていないで、もう少し売り込んだらどーよ。

たははは。

ホントだよねーっ。

名刺すら持って歩かないというこの怠惰なるやる気のなさ。

絵がさー、現代アート系の画廊からデビューするほど、驚くべき絵でもないし、正統派の洋画というワケでもないからねえ。

その画廊に並んでいる絵を見るとね、到底アタシなどデビューさせてもらえないという域なワケでね、売り込むなんて、考えも及ばなかったよ。たはは。

もうちょっと、調べたい画廊があるのよね。

アタシはアタシで、それなりの情報は集めている。

そんでもって、良い感じの作品は売れてしまうので、また作品を作らなくてはならないという、別な事情もある。

あくまでも洋画で勝負したいわけだからね。

洋画には洋画の筋というのがあるということだ。

毎朝のドローイングも、紙を無駄にするだけなので、少し、ショートストーリー的な要素も入れてみることにする。

1-2箇所に色を入れると、画面が引き締まるって感じかなあ。

自宅のパソコンルームは、ウチのオットが頭に来るほど散らかってしまう。

はぁ。

小さい本は、それぞれ綴じて、ミニ本にしよう。

次回の展覧会に、場所を稼げるぜ。