◆◆◆ 410 ★ これが手書きポスターだっ。 ◆◆◆

2005.7.4

自分で切り取ったステンシル型を、油性マジックでトレースしてゆく。

実は、ステンシルシートというのは、かなり柔らかい品なのだが、ちとお高い。

アタシは、100円ショップで5枚100円のクリアホルダーを買ってきてそれに型を作っている。

少しカットが難しいというのを除けば、こちらの方が丈夫なのである。

片岡球子も、油性マジックを使ってスケッチをしていたと聞く。

額縁屋のオヤジが、マジックをくれると言ったときに、邪魔だから断ろうと思った位なのに、(結局もらい、)早速使っている自分の性格に呆れ果てる。

手前のビニールみたいな品にも、型が作られている。節操無く何にでも型を切り出してゆく。

最初、マジックでフォントを作り、転写にムリのないように、カッターで切り取ってゆく。

透明や半透明なプラ板に切り取ることにより、転写するとき、下の絵が透けてみてるので便利なのだ。

出来上がったポスターはこんな感じ。

枠の中で、まず、輪郭線をマジックで描き、そのままの状態でグリグリと中を塗りつぶす。

ステンシル転写は、手書きよりは少し時間がかかるものの、ある程度安定して文字が作れるし、見た人は、同じ人の展覧会の告知だというのが理解できる。

その後、耐水性インクで絵を描いて、花などのワインポイントにマジックで色を塗る。

そんでもって、日にちなどを、余白に手書きで書き込んでゆく。

このポスターは、縦1メートル位あるんだよねぇ。

それにしたって、もう少し品のある絵が描けなかったわけ?

だよねーっ。

ポスターはもう一枚作る。

ま、こんなもんで。(小さく、「意地の手書き」などと書いてある)

ひざを組んでいる女の絵というのは、なかなか上手く描けないものである。

特大ポスターは、招き猫が3枚に、ヌードが2枚。

あと一枚−二枚くらい、ヌードのを作るかなあ。

大きいポスターを貼らして下さる所は、そんなに多くない。

このサイズは、プレス機の大きさよりも大きいので、どうしても手書きになる。

他のところは、インクジェットのプリンタで印刷したやつでもいいかなと思う。

最初のポスターはこんな感じ。

似て非なるポスター。

上よりも数段も完成度が落ちてしまう。

フォントがステンシル転写になっただけで、ポスターという感じが増してくる。

紙は沢山あるので、描きなおしてもイイかもねえ。

ポスターがイイと、気づく人は圧倒的に増えるのである。

その為のポスターだし、ポスターという理由で、アタシの絵が、何千人の人に見てもらえるということでもある。

ある種の展覧会ということである。

アタシの絵は、何枚か見て歩くと、特徴があるので、全く見たことの無い絵であっても、アタシの絵だと見た人の方で気づいてくれるようになる。

お得だわぁ。

しかも、手書きだと、イロイロな柄を作れてイイよね。汗。

フォントは、もう少し研究してみよう。

毎年使えるし。汗。

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