しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5597★ イベント当日-3 ◆

2021.11.2.


イベント会場で、美少女ちゃんとの不毛な会話。

 

「大きな絵をみんなで描く」

というイベントでは、まず最初にイランの女性(40才ぐらい)が、絵を描き始めて、

彼女が絵を描いている場所というのが、下の絵で、バースコントロールを促すテーマの作品を作っている最中。

アタシが、コンドームの色を薄い緑にしようと思って、後回しにしていたら、彼女は、カエルの中に、イランの国旗を描き始めてしまう。

まあ、日本語が読めないからだろうとは思うが、アタシの作っていた作品は、社会の問題を提示するような、結構深刻な話がツラツラ並んでいたため、日本人は、遠巻きに、アタシの書いた文章をそっと読んでは帰る感じだった。

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そんでもって、今日は、祖国にいる娘の誕生日だとかいって、彼女の名前とか、ハッピーバースデーなどと、カエルの顔の中に書き始めたので、私は、ある意味、これが巡り合わせというものだなとか思いつつ、コンドームの絵は、書き加えないことに決める。笑。

知らなかったこととはいえ、子どもの誕生日の楽しい雰囲気を害するかもしれないもんねー。笑。(*゜▽゜*)ノ

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その方と同時に、他のイベントの出演が終了した、黒人系の日本人ハーフの女の子が来て、絵を描きたいと申し出てくるので、「好きな所に、好きなように描いてよいよ。」

と伝えると、「私もここに四角を描きたい」

などと、申し出るのである。

彼女は最初、紫色でハートを描き、その後、赤で四角を描く。

そんでもって、その中に、どんな言葉を書くのか考えていた。

そうして、私が文字をスラスラ書いているため、

女の子「どうして、そんなにスラスラ、文が書けるのか?」と聞くので

りんご「下絵がある。」

と答えると、

女の子「なるほど」
と納得。

彼女は、創作に熱中しすぎて、絵具を真新しい畳の上にこぼしてしまう。

女の子「絵具をこぼしちゃった」

りんご「うん。これで拭きな。洋服、汚れなかった?この絵具は洗えば落ちるからね。心配ないからね。」

などと話す。

女の子「どうして怒らないの?」

りんご「絵具がこぼれたことは、こぼさなかったことには出来ないし、怒っても、畳の汚れは落ちないでしょ」

女の子「こぼれたことは、こぼさなかったことにはできない」

りんご「そうそう。私はね、考えても、元に戻せないことを、考えたりはしないことにしているの。時間のムダじゃない。

それに、この畳は、みんなが絵具をこぼすかもしれないから(床が汚れないように)と思って、持ってきたものだから、ちゃんと、役割を果たしてくれているんだよ。

女の子「なるほどー」

などという会話。

何歳ぐらいかなー。小学5年ということかな。皮膚の色が物凄く違うから、日本だと、珍しいからね。普通よりも、ずっと生活するのが大変だろうと類推できる。

私も、外国人だったことが4年あるからね。外国人は、どんなに現地に馴染んだとしても、現地人からは、一生涯外国人として扱われるということを経験したからね。

女の子「どうして、好きな所に絵を描いていいの?」

りんご「今日は、大きい絵を皆で描くというイベントだから、この紙の上なら、どこに描いてもいいんだよ。」

女の子「そっか。」

というように、彼女は彼女なりに、心に抱えているメッセージをいくつかピックアップしたので、私は、その言葉を、別な紙にまず、下書きするように促す。

そうして、この言葉より、こっちの言葉の方が、この絵に合うから、これとこれにしよう。

などと相談して、絵を仕上げるのであった。

(*゜▽゜*)ノ

 

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