しゃぼんだま あおいそら
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◆ 5547★ 来客 ◆ |
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2021.9.15.
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文屋のK君が訪ねてくる。 彼は、いつも、自分のタイミングで、ギャラリーに立ち寄ってくれる。 前に来た時は溶接中で、アタシにムっとされたし、今日は、古時計を解体しているという創作活動中であった。
何か月か前に、10号カンバスの枠を50個も仕入れてしまい、その箱が、入口に山積みされ、入口を塞いでいるため、彼らは中に入ることは出来ず、玄関の外で乾杯しなければならなかった。 仕方ないわ。 他に移動する場所もないし。 カンバス布を張ったら、カンバスは、また、箱に入れなきゃならないし。笑。 50個もあると、結局、バラバラするから、箱は捨てられないもんね。 ********** Kくんは、ご友人と一緒に来て、「おじゃらさん、元気そうでヨカッタですー」 などと心配してくれていたようだ。 最近、入口は封鎖して、ずっと二階で巣籠していたからね。 笑。 ほとんどの人は、それを呼び出したりしてまでのアクセスはしない。笑。 理由は、用があるわけではないからである。 アタシは、差し入れに頂いたビールを二人に振舞う。 ******** K君「 オジャラ「時計壊してるのよ」 Kくん「何で壊してるんですか」 オジャラ「錆びてて、もう使えないからさ」 K君「壊してどうするんですか」 オジャラ「愚問ね。前衛芸術は、ゴミで作らなきゃいけないって決まってるの。新作を作ってるに決まってるじゃない。だいたい、アナタは、アタシが作品を作ってるタイミングで、いつも来てるじゃない。 というように、創作活動を中断されたため(正確には、来客と話ながら、時計の解体は勧められています)機嫌が悪くなっている。 ご友人「今、何してるんですか」 オジャラ「あ、これ。ボンボン時計のガラスの部分の蝶版と、土台の木材を外している所なの。ネジがバカになっちゃってるから、バールみたいなので、ブチ壊すしかないのよ」 K君「それ、何時間ぐらいやってるんですか」 オジャラ「これは、3日目ぐらいかしらね。一度にやると疲れるから、毎日少しずつ解体するんだけどさ、昨日、本体がやっと、木枠から解体できたんだよねー」 ご友人「これは、どんな作品になるんですか」 オジャラ「今考え中。缶の中に入れてもいいし、板とかにはりつけてもいいかもね。」 ご友人「ステキです」 ****** というような会話。 オジャラ「もうお酒無いから、飲み終わったら帰ってね」 ******** どんな店なんだよ。 (営業はしておりません。)
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