しゃぼんだま あおいそら
( ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆ 5028 ★ 安藤緑山 ◆◆

2021.1.27.

牙彫師

安藤緑山

牙彫とは、象牙で彫刻された作品。

スゴイな。

象牙って、像の牙だからね。

固いよね。汗。

********

必要なのは握力とか、指先の力とか、長時間その作業ができる精神とか体力。

ということになる。

スゴイー。

*******

電動研磨機とか、ノミで素掘りし、

左刃という彫刻刀で、表面を削ってゆく。

初めて見た。

その後、

研草(とくさ)

や房州砂(ぼうしゅうすな)

という研磨剤で表面を磨いてゆく。

磨き分ける事により、質感を変化させる。

********

3Dプリンタの工房、初めて見た。スゲー。

なるほど。

あらゆる角度から映像を撮影して、液体樹脂をそのフォルムに合わせて少しずつ重ねて作成。10時間程で茄子が完成する。

**********

象牙の着色。

象牙を沸騰した酢に1-2分ほどつける。

これで、色が染み込みやすくなる。

彩色は、酸性染料を利用。

*******

水に溶いた酸性染料を何度も象牙に染み込ませ、内側から発色するような深い色合いとなる。

ヘタや葉などに彩色すると、マットで色を押さえた感じに。

最後に、虫食いの墨入れ。

***********

象牙彫刻は、白上がりが基本。

実物を彫刻するに当たって、彩色したのは、彫りをよりよくするためだろうと思う。

*********

謎の彫刻師。

明治18年、浅草生まれ。

下駄の鼻緒屋さん。

本名和吉

34歳の父が三歳で他界したため、安藤家の養子。

大谷光利に弟子入り、その後独立。

********

スケッチを一切せず、実物を見ながらそのまま彫刻を作る。

接地面、3点立地などの難しい構図をしている。力学的素養が高かったと思われる。

********

作品のX線透視。

それぞれの作品をつなぐ黒い線。

*******

貝はひとつづつつくり、釘みたいなもので止めている。

ネジの穴を埋めた後も見えない部分に残される。

なるほど。着色すれば、ネジ穴を誤魔化せるもんね。笑。

*********

西日暮里に、象牙彫刻を学べる学校がある。

日本左刃彫刻会

月・金・土 HP参照

**********

おおっ。近い。笑。

パーソナリティの片桐さんもちゃっかり習っている。

動物の牙や角なども様々。

へー。

鉛筆を持つように、親指と人差し指・中指で持ち、左の親指で、彫刻刀の刃を押さえながら掘り進む。

こういうとき、動画は便利だわー。(*゜▽゜*)ノ

超絶技巧堪能しましたー。

 

#おじゃらのブログ  #アート創作日記 #index #新作ART

#ojara #おじゃら #しゃぼんだまあおいそら 

#Art_works #kitasenju #art_diary 

1998- #Rica's_Bar WEB SITE & Since 2003-#Atelier_Ojara.

Copyright (C) 2020 All Rights Reserved by #Rica_Ojara_Manzana.

#おじゃらりんご official website

-------