しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4671 ★ 床の間の話 ◆◆◆

2020.10.5.

一行物の冊子をどんどん見る。

文字が老眼で全く読めないというのは、悲しい気持ちになる。

眼鏡が近くに無かったので、スマホで拡大して、床の間文化の話を読む。本によれば、

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床の間は、日本の建築構造に大きく由来する。

平安時代の寝殿造から、時代が変わり、戦国時代、鎌倉期に入ると、個々の家を持つような様式にシフトしてゆく。

気候の関係で、家に風を通し、湿気を外に出すような構造のため、建物は、大黒柱を中心に、傾斜の強い屋根を取り付け、紙や木で戸を作ったスタイルが主流となった。

床も、高床にし、板張り、その上に畳を敷き通気性を良くする。

そういう構造の建物の中で、仏様を祀る祭壇をどこに置くのか。

という設計から、床の間は考え出された。

建物の倒壊から、仏様を守るために、大黒柱の傍に配置される。

とか、

移動できたりすると、祭事が粗末になる可能性があるから、建物の構造に、床の間として組み込む形が取られるようになった。

などという骨子。

当初(鎌倉時代ごろ)は、仏画が掛けられていたらしいのだが、室町時代、中国から輸入された山水画などが流行し、床の間には棚も作られ、祭壇という機能から、美術品などを飾る文化的スペースに発展したというのである。

なるほどー。(*゜▽゜*)ノ

要するに、床の間は、もともとは、仏教的なアイテムを恒常的に置く目的だったのが、時代が進んで、美術品を飾ることが中心になっていったということのよう。

まあねー、室町将軍様が、直々に、中国の南画をプレゼントしてくれたりしたら、仏様をどけて、飾るよねー。あははー。

そういうことかー。

   

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