しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4394 ★ 人をハッピーにさせるっていうゴール ◆◆◆

2020.7.5.

成し遂げようとしたことが、人をハッピーにさせるっていうゴールはいいと思う。(*゜▽゜*)ノ

https://news.yahoo.co.jp/articles/

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以下記事転載

グーグルが「一流と凡人」を見分ける、たった1つの違い

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スティーブ・ジョブズとグーグル元会長兼CEOのエリック・シュミットに偉大な「共通の師」がいたことを知っているだろうか。

それどころかグーグルのラリー&セルゲイ、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグ、ツイッターやヤフー、ユーチューブのCEOまでが、この同じ師に育てられている。

その師の名は、ビル・キャンベル。アメフトのコーチ出身でありながら有能なプロ経営者であり、シリコンバレーの数多くのリーダーたちにとってのコーチであり、メンター的存在だった人物だ。

ビルが亡くなったことをきっかけに、このままではその教えが永久に失われてしまうと危機意識を抱いたのが、15年以上にわたってビルに教えを受けてきたシュミットら、世界的ベストセラー『How Google Works』の著者トリオだ。

シュミットらは、自分たちの体験に加え、ビルの薫陶を受けた100人近くもの人物に、ビルの「成功の教え」について取材を敢行、ついに完成したのが『1兆ドルコーチ──シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』(ダイヤモンド社刊)だ。

同書は、現役のグーグルCEO(スンダー・ピチャイ)とアップルCEO(ティム・クック)が並んで賛辞を寄せる異例の1冊となり、世界21カ国での発売が決まっている。日本版刊行を記念し、「ダイヤモンド・オンライン」からの転載で、同書の一部を数回にわたって公開する。

「ずば抜けた人材」を集めるという鉄則

「会社を運営するなら、本当にずば抜けた人材で周りを固めろ」とビルは言った。もちろん、これは驚くべき名言でも何でもない。自分よりも優秀な人材を採用せよ、というのは言い古されたビジネスの鉄則だ。

「CEOのために何かの業務を統括する人は、その職務でCEOより秀でていなくてはならない。人事やITの代表として行動するときも、ほとんどの場合は会社全体を代表するつもりでいてもらいたい。とびきり聡明で有能な人材を集めろ。君たちに必要なのは、その集団から出てくる最高のアイデアだ」

ビルは4つの資質を人に求めた。

まずは「知性」。これは勉強ができるということではない。さまざまな分野の話をすばやく取り入れ、それらをつなげる能力を持っていることだ。ビルはこれを「遠い類推」(かけ離れたものごとをつなげる発想)と呼んだ。

そして「勤勉」であること。「誠実」であること。

最後に、あの定義のむずかしい資質、「グリット(やり抜く力)」を持っていること。打ちのめされても立ち上がり、再びトライする情熱と根気強さだ。

ビルはこの4つの資質があると思える人には、ほかの多くの欠点に目をつぶった。彼は面接で候補者をこれらの観点から評価する際、その人が何を成し遂げたかだけでなく、どうやって成し遂げたかを尋ねた。

候補者が「収益成長に貢献するプロジェクトを指揮した」と言えば、どうやって成長を実現したかを聞くことで、その人物がプロジェクトで果たした役割について多くのことがわかる。現場で陣頭指揮を執ったのか? 率先して仕事に当たる「実行家」だったか? チームを構築したか?

ビルは代名詞にも注目した。「私」(自分第一主義の証)と「私たち」のどちらを多く使うか?

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何かを犠牲にしたり、他人の成功を喜ぶことがあるか
一流の特長は「チーム・ファースト」

ビルが最も嫌ったのは、学ぶことをやめた人たちだ。質問するより答えるほうが多い? そいつは赤信号だ!

ビルは貢献意欲、それも個人的な成功だけでなく組織の大義に貢献する意欲を持っている人を求めた。チーム・ファーストだ!

グーグルCEOのスンダー・ピチャイも言うように、「自分の成功が他人との協力関係にかかっていることを理解している人、ギブアンドテイクを理解している人、つまり会社を第一に考える人」を探す必要がある。

スンダーとビルは、そういう人材が見つかれば、スンダーいわく「かけがえのない人材として扱った」。

だがそうした人材かどうかを、どうやって判断するのか?

彼らが何かを犠牲にしたり、他人の成功を喜ぶことがあるかどうかに注目すればいい。スンダーはこう指摘する。

「ときとして、より大きな成果を得るために、誰かが何かを犠牲にしなくてはならないことがある。僕はそういうときの行動に強く注目している。自分とは直接関係のない、ほかの部署の成功を喜んでいるときもだ。そういうことに目を光らせるんだ」

(本原稿は、エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル著『1兆ドルコーチ──シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』〈櫻井祐子訳〉からの抜粋です)

シリコンバレーの「謎の大物」──訳者より

ビル・キャンベルの姿を初めて見たのが2011年のスティーブ・ジョブズの追悼式だったという人も多いだろう。

アップルCEOのティム・クックに「ザ・コーチ」としてうやうやしく紹介され、誰よりも先に登壇した初老の男性。あの規格外の天才として知られるジョブズが無二の親友、メンター、コーチとして慕い、アドバイスを求めて毎週会っていたという人物だ。

涙ながらに、彼の遺志を継ぐ人たちを鼓舞する熱いメッセージを語るその姿は、世界に強い印象を残した。

実際、ビル・キャンベルの名前は、ビジネス書をよく読まれる方にはもうおなじみだろう。決定的に重要な場面で助言をしてくれた、精神的支えになってくれたという最大級の賛辞とともにたびたび登場する、謎の存在だ。

彼はシリコンバレーの長老のような権力者なのだろうか? ありがたいご託宣を授ける禅の導師? それとも人柄のよい好好爺?

結局、彼は最後まで表舞台に立つことなく、2016年に亡くなってしまった。

ビル・キャンベル自身の追悼式は、テック業界中の著名人をはじめ、彼を慕う老若男女が1000人以上集結するという、歴史に残るものだった。

エリック・シュミット、セルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ、スンダー・ピチャイ、ティム・クック、ビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグ、シェリル・サンドバーグ、ジョン・ドーア、マーク・アンドリーセン……。

これらの人々を育て、そして何より彼らに愛された人物がビル・キャンベルなのだ。

 

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コーチした企業の株主価値は2兆ドル
本書はその追悼式の席で、「コーチの教えをシェアしなければすべてが失われてしまう」という危機感を持った人々によって執筆された。スティーブ・ジョブズと並び、コーチと最も親しく仕事をしてきたエリック・シュミットらグーグルの三人である。

彼らは『How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』を書いたチームでもあり、その意味で本書はその続編として読むこともできる。実際、三人は本書を執筆するうちに、前作からはビジネス上の成功に欠かせない、ある重要な要素が抜け落ちていることに気づいたという。その要素こそ、ビル・キャンベルのコーチングのエッセンスである。

歴史上、空前のスケールの偉業を成した

『1兆ドルコーチ』というタイトルは、ビル・キャンベルがシリコンバレーで生み出した価値に敬意を表してつけられた。業界の多くのリーダーがどれだけコーチを頼りにしていたかを考えれば、このタイトルは誇張ではない。

彼がコーチングを始めた当時つぶれかかっていたアップルと、まだ小規模なスタートアップでしかなかったグーグルの時価総額の合計だけでも、いまでは1兆ドルを優に超える。シュミットは「ビルの貢献をすべて合わせると、コーチした企業の株主価値は2兆ドルにもなる。こんなことは歴史上、誰もしたことがない」と語る(「シリコンバレー・ビジネス・ジャーナル」2019年4月16日付)。

コーチがとくにグーグルとアップルに力を入れていた理由について、シュミットは、シリコンバレー全体への波及効果を考えてのことだったと語っている。また彼がこうしたコーチングを完全に無報酬で行っていたのは、報酬によって目が曇るのを避けたかったからだともいう。

シリコンバレーがこれだけ成長し、しかも政治とは無縁の健全な組織運営がおおむねできているのは、ビル・キャンベルの功績によるところが大きい。彼の死は、シリコンバレーの一時代に幕を下ろす意味を持っていたように思えてならない。

故人の教えを体系立ったビジネス理論のかたちにまとめるのは難しい。何より本人からのインプットはもう得られないし、教えが美化されることもあるし、遺族への配慮もあるだろう。だがコーチを受けた側の視点から学べることも多くある。本書では、彼のコーチングのエッセンスをシャワーのように浴びることで、誰もがビル・キャンベル的視点を身につけることができる。

シリコンバレーのリーダーたちは口をそろえて言っている。困難なとき、「ビルならどうするだろう?」と一歩下がって考えることにより、チーム全体の利益になる決断を下せるのだと。

この本はシリコンバレーからビル・キャンベルへのラブレターでもある。とくに3章からの数々の胸打たれるエピソードを読むと、彼にコーチを受けた人々の豊かな感受性に驚かされ、彼が大切にした「コーチャブルな資質」とは何だろうと考えさせられる。一人ひとりが悩みながら成長し、そこには必ずビル・キャンベルがいた。

 

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