◆◆◆ 387 ★ 銅版画 ◆◆◆

2005.6.7

先週に引き続き、刃物作りをする。

アタシは、ベルソーを作るなどと言い出し、ミナサマにゼッタイ無理だと言われる。

センセイ。

「ベルソーっていうのはね、こういう歯の裏に、筋が入っていて、これが点となって、版に刻まれるんですよ。」

などと説明してくださる。

なるほどお。

知らなかったぜ。

オジャラ「エッチングで作れば、この位の筋、できるんじゃないっすか?」

センセイ「エッチングで作るんですか、まあそうですねえ。作れなくは無いと思いますけど、強度がねえ」

オジャラ「とりあえずやってみます」

みたいな会話。

刃物を自分で作れるというのは、知らなかった。

刃物用の地金というのが売っていて、それをルーターで削り、焼き入れする程度で、刃物ができるなんて・・・・。

よく、職人の技系の番組で、ハモノは手作りなどという説明があるのだが、納得である。

結局、この日は作品を作れなかった。

オジャラは、個展に新作を発表できるのか?

インターネットで、水彩画の注文を頂く。

遠いので、あとりえに見にこれないのだが、とりあえず、小さい水彩画を購入してみたいということなのだそうだ。

アタシは、張り切って、少しお高い紙を仕入れてくる。

高級水彩紙の絵の具の滲みというのは、いつ見ても美しい。

この滲みを手に入れられないと、水彩画というのは、息苦しく、つまらない作品になってしまうのである。

最初のスケッチブックは、何日か前に、2日程かけて、ペン画を完成させ、そのうちの何枚かに色をつける。

15枚全部を描いてしまったので、もう一冊買ってくる。

色塗りにも飽きてしまい、抽象の絵に入ったら、買ってきた紙15枚を全て使い果たしていた。

デストロイだぜ。

この絵は売れる気がしないよなあ。

油彩のおまけがこれだと、嫌な気になるよなあ。汗。

まだ、リンゴのほうがマシである。

おかしいよなあ。

パウル・クレーみたいになる予定だったんだけどなあ。

パウルクレーの絵というのは、実物を2枚ほどみたことがあるのだが、安っぽい紙に描かれているせいか、どうも、汚れとかシミとかが気になって、イイと思わなかったんだよねー。

ミュージアムショップなどに売られているポストカードの方が、よっぽど素晴らしいぜ。

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