◆◆◆ 386 ★ ジョルジュ・ルオー、南桂子、熊谷守一 ◆◆◆
2005.6.4 |
今日は、ルオー展へ。
まとまった展覧会だったが、客入りはといえば、ガラガラである。 ゴッホ70分待ちであれば、ゼッタイにルオーを見るべきである。 そんなこと言っても仕方がない。 現代美術館は、駅から少し歩くんだよね。そこがね。 ジブリの展覧会も同時開催中で、子供たちでにぎわっている。 あれだよなあ。展示作品のターゲットがバラバラだよなあ。 まあいいか。 都の税金だもん。たはは。(→都民) やっぱ、もう少し効率的に企画して欲しいよなあ。 感想?遠くで見ると絵がハッキリしてくるよね。うん。 |
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そのあと、半蔵門線で一駅進み、水天宮駅で下車。 ミュゼ浜口陽三ヤマサミュージアムは、駅から徒歩1分の好立地。 でも貸切よぉ。 銅版画って、ファン層が地味だよなあ。 4人で押しかけて、貸切。 ビデオを上映しますなどと、店員さんに招集され、仕方なく見ることに。 げげっ。浜口陽三のビデオじゃん。みたいな。 南桂子は、彼の奥さん。 作品は全く違う世界で、どちらも独立した世界を持つ芸術家だと思う。 水彩なんかと比較すると、ペンとか銅版画の方が、ゼンゼンレベルが高い。 作家に合った画材というのはあるんだなと思わされる。 |
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その後、要町の熊谷守一美術館へ。 おおっ。 激混み。今日一番の混雑。 ルオーより混んでる展覧会って一体??? この前、鑑定団で見た彼の作品は、号200万くらいだったけど。 号200万といえば、梅原とか、中川、ミヤモトサブロウよりも高いんだよ。(倍位ってこと) 聞き間違いだろうか? F4程度で確か800万って言ってたような気がするんだけど。80万ってことないよね。・・・・。無いと思う。 うっひょーっ。 彼の絵は、赤いラインをまず引き、こんどは、その線を細く残すようにして、パステル調の色が重ねられている。 それぞれの色は、赤いラインで区切られて混じらないので絵がキレイな状態でかんせいできるのである。 マットなカラーなのに、結構な厚塗りで、竹串で描かれたような線のサインだけが、厚塗りなんだということに気づかせてくれるのだ。 |
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翌日、機嫌よく、熊谷風のケンちゃんを作成。 この、赤いラインが完全に乾燥してから、色を塗ると、もう少し似るんだけどね。 オジャラは待てないのよね。 そんでもって、2時間くらいで仕上げてしまう。 早く描くというのは、それはそれで、別な訓練にはなるんだけどね。汗。 全体が乾燥したら、赤い線の部分は少し調整すると思う。 フォルムが全く違うということの他には、色なんかも悪くなかったと思う。(→似ているという意味) お客さん、近寄って見ないでね。汗 自分で描くと800万円節約できるからなあ。 ちなみに、ピカソの模写も飾ってあるんだけど、来た人に、「これ、買うと2000万円位するんだよ」と説明すると、みんな固まる。 ピカソのは、かなりの模写だけど、左の写真は、模写とはいえないよなあ。オリジナルのフォルム入ってるもんなあ。まあいいか。 サインは、黄色い部分に、ガラスペンで、 「クマガイモリイチのcopy風ケン R」 と書かれている。たはは。 |
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展覧会ツアーの帰りは土砂降りで、アタシは、区展をまだ見ていなかったことを思い出し、マルイの11階のギャラリーに足を運ぶ。 相変わらず、センセイ方の作品は素晴らしい。 手弁当で区展をスタートさせ、39年も続けてこられたそのご尽力にはアタマが下がる。 絵画制作というのは、人生の愉しみであり、身近な場所に発表の場があるだけでも、心の張りになるということもある。 しかも、駅前のマルイのギャラリーだよぉ。リッパな建物でそれだけでも驚いてしまう。 それにしても、応募数166点で、落選無しという公募展もなあ。 そんでもって、自分の作品を見に行くと、おおっ、なんか貼ってあるぜ。 足立美術協会賞。 うっひょー。 賞取ってるぅぅぅっ。 みたいな。 もう少しマシな絵はあったと思うけどなあ。 ウチのオットに、賞金は出るのかよ?などと聞かれ、「無いと思う」と答えるアタシ。 なんでも、区役所まで表彰状を受け取りに行かなくてはいけないらしい。 バス代400円もかかるんだよね。汗。 搬入が徒歩なのになあ。 とりあえず、バーバラ、入賞おめでとうっ。 |
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