◆◆◆ 341 ★ 飛鳥の文様(沖ノ島) ◆◆◆

2005.4.9

飛鳥系図録を見ると、必ず入っているのが沖ノ島の出土物。

沖ノ島はどこにあるのか解らないまま、デザイン的にはすばらしいので採用してみる。

小さい花模様ではあるが、てぬぐいらしく潔い。

だいたい、図録の対象物の写真とは、全く違うんだよねー。うーむ。

今日解ったことだが、沖ノ島は、福岡県に属するらしい。

飛鳥・奈良時代ってことで、くくれないだろうか?爆。

系統の図録を見ていて笑えるのは、出版社同士が、写真を貸与しあって、映像数を増やしているという構図である。

沖の島系は、あまり堅苦しいこと言わないで、バンバン資料提供しているのだろう。

おかげで、どの図録にも載っていて、同じ写真なんだけど、どこが元になっているのか全く不明。

他の宝物というのは、それぞれに、どこから借りていてるとか、どっちに権利があり、他に貸し出しているなどという、持分が明確になっていて、協力して図録を作り上げているというのが理解できてくる。

なるほどねえ。

やっぱ、直接博物館からブツを借り出して撮影→図録を作るのは大変なんだろうねぇ。

沖ノ島のシリーズは、もう一点完成する。

完成したあとに奈良じゃないと解ってもなあ。

だって、どこにも「沖の島」としか書いてなくて、読む筋の人は、何県だか、暗黙の了解っていう感じなんだもん。

出来てしまったものは仕方が無い。

この、無意味な唐草模様の残りの部分をつなぎ合わせた柄というのは、キモチ悪い。

アタシは、隙間をセッセと埋めているときに、クサマヤヨイのキモチになる。

彼女も、こんな気持ちで、セッセと隙間を埋めたに違いない。

構想としては、地に色をつけて、模様は白抜きにするのが良いかなと思うのだが、模様が詰まっているので、このままでも十分イイと思う。

型紙を作るとすれば、やっぱ、模様の部分に糊を乗せる方が作りやすいはずである。

てぬぐいっぽくないけど、おしゃれではある。

てぬぐいの専門書を毎日眺めているのだが、てぬぐいのデザインって、見れば見るほどダサイよねー。(中にはスゴイと思うのもあるけどね)

確かに、シンプルな中にも美しさはあるんだけど、それが、現代の服やなんかに合うかどうかって話だよねえ。

これなら、座布団にしても、服にしてもカワイイぜ。(自画自賛モード)

それにしても、モチーフが沖ノ島だったため、採用の日は遠い。

だいぶ、短時間で、美しく型も作れるようになってきたし、転写の技も身についてきた。

四天王のスケッチ。

サラサラと描ける。

仏像系のスケッチというのは、ありがたく、心が落ち着いてくる。

瓦のスケッチも結構増えてきた。

丸瓦は、寺ごとに文様が違い、宗派の主張があるのだというのが解ってきた。

一緒に並べててぬぐいにしても、問題ないんだろうか?

だいたい、お寺というのは、もめごとを起こして、リーダーシップを取れる人は、どんどん、別な教えを作り出して増えてきているからなあ。

なんとなく、仏教の教えから離れて行っているような気がしないでもない。(本音のところでは、俳句と似ていると思ったりして。)

まあいいか。

たいして信心深いほうでもないのである。

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