◆◆◆ 282 ★ ミュシャを見る ◆◆◆
2005.2.10 |
竜さんとミュシャを見に行く。
想像以上に混んでいて、ミュシャの絵の魅力というのを再認識させられる。 美しい絵は、誰だって実物を見てみたい。 そうして、ポスターやポストカードを買って部屋に飾ったりもしたい。 それが、作品の持つ力だということである。 彼の美しい曲線と人物が織り成すライン、それを彩る花の文様。 昔の文様などを絵の中に取り入れて、更に金銀でビカビカとアクセントをつける。 うっとりとしながら、何枚もの絵を見てゆくという感じである。 |
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帰国してからイロイロなタイプのアートを見てきたが、作品の幅というのは個人の能力と比例している。 実際に仕事を引き受けるという話になれば、絵を描くという能力だけでなく、DTPの加工ができるとか、風景も、静物も、人物も描けるとか、それ以外の絵も描けるとか構想力や創造力、クライアントを説得する作品を作れる能力というのも必要だということのようである。 そういえば、この前、職業に関するアンケートというのを引き受けた。 職業は画家。 画家に対して、どんな人間関係があるのかとか、どんな技術が必要なのかとか、そういう質問を繰り返されるアンケートである。 |
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現代の画家であれば、私は、HPで自分の作品を発信したり、もう少し勉強して、DTPの技術を持っているというだけで、優位に立てると考えている。 HPとDTPはそんなに変わらない。 HPを自力で作れるくらい頑張れる人なら、DTPは直ぐに手に入れられる。 自分の絵を自分で加工できると、物凄く広範囲に仕事が引き受けられるということなのである。 ネットのイラストレーターさんたちは、みんな頑張って自分のHPを構築しているなと思う。 アタシは、ページを見ただけで、その人がどれくらい頑張ったかがわかるのである。 |
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そんなこんなで、アンケートには、HPを作ったり、DTPでイラストの仕事を引き受けたりもしているという旨を追記する。 パソコンや、周辺機器の利用も出来なくてはならないし、ある程度の社交性は必要だというコトである。 それでも、結果が全て的な部分は多く、そういう能力を勘案しても、もっと優れた作品というのがあれば、それはそれで認められる世界ではある。 結果は作品の持つ力ということになる。 そういう意味では、ゴルフ選手のようである。 全て自前でツアーに参加して、勝たないと賞金がもらえないで、全て持ち出しという厳しい世界なのだ。 |
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