◆◆◆ 273 ★ てぬぐいのための習作 ◆◆◆

2005.1.26

てぬぐいのデザインは、大分工法に沿った図案が作れるようになってくる。

注染の技法というのは、シルクスクリーンだと思ってもらえればいい。

プリントゴッコのお化けである。

プリントゴッコを使った人は解ると思うが、色をいくつか使うとき、色と色の間に、スポンジを貼り付ける。

注染めでも、色と色の間に土手を作って、インクが混じらないようにして、インクを注いでいくという工法を取る。

白い部分はノリの部分。

ノリの部分は色がつかない。

そんなこんなで、ノリの部分がある程度の太さになると、一回の染色で何色か使った作品ができるのである。

モチーフになったのは、昔、百済からもらった七枝の刀という品で、奈良に展示されている。

ふーん。

サボテンみたいでカワイイぜ。

これをモチーフに、まがたまやビーズを散らす。

このほかに、縁にはハニワの穴の模様を使って、アクセントにする。

東京にいると、効率よく奈良の資料を集めることができなくて、物凄く高くつくということは解ってきた。

デザインって、金かかるのね。

今までやったこと無かったけど、デザイナーというのが、なんだかイラストレーターよりエライというのは理解できた。

イラストを描くというのより、求められる質が高いということである。

てぬぐいになると、こんな感じ。グリーンに見える部分は無視してね。

まがたまが大量に出てきた古墳みたいに、なんだかリッチになるてぬぐいである。

それにしても、まがたまが、キャットフードに見えてしまうのはアタシだけだろうか?

細かい色塗りは時間がかかる。

デザインはあっという間に描けるのだが、色を塗る作業が大変。

案はいくつもあるのだが、絵が下手で、なかなか実現できない。

印刷屋さんが紙を届けてくれる。いつも安く紙を分けて下さってありがとうございます。

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