◆◆◆ 261 ★ 展覧会や、美術番組を見た感想 ◆◆◆

2005.1.10

国芳・暁斎を見に行く。日曜美術館で紹介された直後というのもあり、物凄い混んでいた。

あの美術館があんなに混んでいるのをアタシは見たことがない。

作品点数は申し分なく、素晴らしい内容だった。駅で前売り券を買うと700円というのも魅力。いつも平日に行っているからゆっくり見れるけど、この日はオット同伴。

やっぱ、展覧会巡りは平日に限るわねぇ。

テレビではグランマモーゼスの紹介に時間を割いていた。

グランマモーゼスかぁ。

モーゼスおばあさん?

オババ・モーゼスで十分だよ。

彼女は、画家というよりは、クラフト作家だと思う。もともと、余った毛糸なんかで刺繍の作品を作り続けていて、絵を作る土壌があった。

そんでもって、70歳になり、針を持つことができなくなってから絵筆に持ち替えたと番組では説明していた。

彼女はこうもいう『絵なんて、誰にでも描けるの。アナタもやってみたらいいわ。』

だそうだ。

同意。

アタシはこの展覧会には行かないと思うけど、一つだけ言える事がある。

それは、キチンとした作品を残すということが、大切だということである。

草間ヤヨイを見に行った時にも思ったのだが、彼女の作品点数は巨大な上に膨大である。

図録によると、一日に40枚-100枚位描いちゃうこともあるらしい。

同じような作品ばかりにも見えるけど、結果として残っているということだ。

アタシが生まれる前に作られた作品も、世界中を巡回しているというのもスゴイ。

好きとかキライとかそういう話じゃなくて、やっぱ、大きい作品をある程度作らないとなあと思わされる。

できれば、作品を動かさずに乾燥させて、次の作品も描けるような場所が欲しいよなあ。

千住じゃムリっぽい。

実態としては、老齢化が進んで、空き家が大量にあるんだけどね。絵を描くために借りたりすると金がかかるのよ。

はぁ。田舎なら家賃無料ってこともあると思うんだけどね。

額縁屋はいよいよ廃業することにきめ、アタシは、額縁を買い占めることにする。

額縁は実家で一時的に預かってくれるらしい。

これだけ絵を描くのだから、額縁はいくらあっても足りないのである。

アナタには額縁のことがよく解らないかもしれないが、額縁が無いと、絵は、そのまま持たれてしまい、ものすごく劣化してしまうのである。

買った人が、額縁を買いに、額縁屋に自力で行くとする、そうすると、あまりの値段の高さに驚いて、買わずに帰ってしまう人大量という現実がある。

額縁って、高いよなあ。絵よりも高い場合もあるもんなあ。

額縁を買うお金で、どこかを借りますのか、予算は限られていて、かなり迷ってはいる。

はぁ。もう少し稼がないとなぁ。バイトを増やそうかなあ。

最後のマンガを描く。

表紙の仕事とか、連載マンガというのは、業界の言葉で、『レギュラー』と呼ばれているらしい。

へぇー。その記事に出ていた彼ほどイラストが描けても、レギュラーは取れないということのようだった。

確かに、レギュラーの仕事を取るというのは大変だよなあ。コネがないとムリというのはアタシも理解できてきた。

そういう仕事そのものが少ないもんなあ。

週末は、軽いエッセイと、表紙のイラストの公募というのにそれぞれ応募して過ごす。

デザイン系の公募には、今月あと4つ程応募する予定で、構想を練っているところ。

アリモノの作品を加工して作るのとは、気合の入り方が違うのよ。おほほほほ。

自分で絵も文も書けるので便利だぜ。

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