◆◆◆ 218 ★ リトポスターの制作-3 ◆◆◆

2004.10.29

猫の絵の写真、ちょっと見当たらないので、別な絵にします。

目立てをしたアルミバンは6-7枚あり、どんどんと絵を描いてゆく。

ポスターはもう3版も作ったので、このくらいにして、いよいよカレンダーの作品作りに入る。

まず、猫かなあ。

猫系は、好きとキライがキッパリと分かれてしまう。

しかしながら、猫しか買わないという人もいて奥深い。

人物よりはまとまりやすいので、とりあえず、猫系を一枚作る。

濃淡への配慮がイマイチだったと思う。

とりあえずの一枚ってことで、細い線での描画がきちんと印刷できるのかもテストする。

どの紙に刷るかがねぇ。

ニューブレダンかなあ。

そんなときに、額縁屋のオヤジから電話がかかってくる。

『駅向こうの●●屋さんが、タダで置く絵をさがしているらしいけど、アンタの作品はどうだよ?』

みたいな話らしい。

アタシは、地元の知名度を上げたいという理由で、北千住のお店で、気の利いたお店には、作品をタダで貸し出しているのである。

正確には、乾いた絵は、『あとりえ』にあるとかさばって邪魔なので、展示できる場所にお願いして、名前入りで絵を展示させていただいている。

本音としては、売る前に、二年くらい乾燥させたいのよ。おおっ。展示しながら乾燥しているのか・・・。考えたぜ。

絵が気になった人は、必ず、お店の人に『誰が描いたのか、どうやって入手したのか、値段』などを聞くからである。画家に聞くよりも、商売の上手い人の口から説明してもらえる方がお客さんも気が楽なのである。

そうして値段が高く無いことが解ると、他の絵を見てもいいかなという気になる人もいる。

絵というのは、まず、値段を聞くと、自分の予算から離れていることが多いので、欲しいけど買った事がないという人がほとんどなのである。

●●屋かぁ。

絵が臭くなるもんなあ。

額は、二度と使えなくなるし。

『●●屋さんだと、汚れが激しくて、額が売れなくなってしまうので、絵は貸し出しますけど、額だけ何点か、このお店で買っていただけませんかね?』

などと、アタシ的には、かなりイイ条件を出すと、『お店が儲かっているわけではないので、お金は出せない。そこまではしたくない』などと言われてしまう。

今飾ってある写真は、額ごと、お客さんが提供してくれている品なのだそうだ。

アタシのは売り物なんだけどなぁ。

 

『アタシもねぇ、全部自腹だし、売り物ですから、それでは結構です』と言って帰ってくる。

あれだよなあ。アタシの絵が置いてあると、無料でHPで宣伝してくれる上に、そのHPは、物凄く人が流れてくるってことを知らないんだよなあ。地図とか電話番号までのせてあげているのに。爆。

アタシのHPは、探している人に見つかるように設計されているのよねぇ。

近所の××屋さんのHPだって、公式サイトよりアタシのページがトップに来ちゃうし。(笑)

ここまで効果のあるHPを作れる画家も珍しいぜ。

ダイレクトマーケティングワークショップは、お蔭様で理事に昇格したしなあ。(注:バリ島に行く前も理事でした。)

キッチンミナトさんは、グルメピアのHPも持っているのに、アタシの作ったHPのクーポン券を持ってくる人ばかりなのだそうだ。同じ割引なのに、アタシの勝ちらしい。

マスターも、『どうしてなんでしょうねぇ?』と不思議がる。アタシも不思議だぜ。

キッチンミナトさんに展示中の絵は常設6枚になる。

もうそろそろ、新しい絵に取り替えなくては。

アタシのギャラリー状態だよなあ。たははは。

場所が離れているけれども、あそこは、物凄くムードのあるお店で、アタシの絵によく合うのよ。どんな店なんだよっ。

大きい絵が増えてきたら、絵のレンタルでも始めようかなあ。

絵を売ることばかり考えるより、その方が儲かるかもな。

大きい絵は、売るの難しいのよ。しかも、完成すると邪魔なの。

北千住は、マルイができてから、物凄くお店のレベルがアップしてきている。

そのワリには消費のパイが小さいから、家賃が高いところにあると、なかなか採算が合わないんだけどね。

商売は家賃との戦い。

飲食業は、よっぽど流行らないと、北千住での継続は厳しいのよ。

マルイに入っているお店は、どこも行列ができているけどなあ。家賃も高いので何ともいえないなあ。

地元の人は、(並びたくないので)空いているルミネに直行するらしい。なるほどお。

でもまあ、絵はね、マルイのお店みたいなところには貸し出さないのよ。

もっと、オーナーさんと、お客さんのキョリが近いお店でないと、宣伝にならないからね。

個展で展示する作品が次々と完成してゆく。

今日はバラに埋もれた一日であった。

明日は人物の仕上げに入ろう。

バラの色と、人物で使う色は微妙に違うので、人物の肌色系を作った日は、人物ばかりになる。

バラの絵は、どの絵も安定してきた。

額縁屋のオヤジも、『花の絵をもっと描け』などと、無責任な事を言う。

人物や果物は、全く売れないのだそうだ。

しかも、アタシは風景が下手なので、花の絵ということらしい。

額縁屋のオヤジは、腰があまり低くないのだが、物凄い商売人で、天下のミツコシ筋なのである。

デパート出入りの画廊になるというのも大変だけど、ミツコシに入るというのは、物凄く大変なのよ。

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