◆◆◆ 207 ★ 抽象画?-3 ◆◆◆

2004.10.17

至近の荒川土手、『虹の広場』で、タートルマラソンというのがある。

荒川土手の河川敷は、バリアフリーのロードになっていて、毎日多くの人がサイクリング、ウォーキング、ランニングなどをして楽しんでいる。

そんでもって、走る人でも描こうかと、会場に行ってみるが、疲れきったゴール間際の人というのは、あまり心が惹かれなかった。

それでも、4800人も次々にゴールするため、映像を記憶するという意味では悪くない。

何枚か描いたが、ここではなんの宣伝にもならないので、もっと、効率よく目立とうと考えるアタシ。

この前買った、油彩のスケッチ箱に、イロイロな品をセットし、ウォーキングの方が駅まで行く道の途中で古い家をスケッチすることにする。

外で油彩の風景画を描くというのは初めてだよなあ。

そうして、全体がゆがみながらも、なんとか一枚完成させる。

大体2時間くらいかかる。

子供連れの方が、『色が全然違って、インチキだ』などと言いながら通り過ぎる。

確かにねえ。

インチキと言われると困るよなあ。

暗くするのはいつでもできるのよ。

明るい画面を作りながら、短時間で絵を完成させるという所に、『芸』があるんだけどなあ。

まあいいか。

油絵の具を手にしたことがある人は少ない。

ある程度仕上げないと、加筆するのが面倒になるので、概ねここまでというところまで仕上げる。

もう全体を引き締めたり、一部の色を落として、サインを入れようと思う。

それにしたって、オギスになる日は遠いぜ。

途中、マラソンの様子を冷やかしに行こうとしたオットがスケッチ中のアタシを発見。

あまりにも絵が下手なので、

『人物と花だけに絞ったらどうですか?アナタは前から風景画が下手だったワケですし。』

そうなのよねぇ。

この程度の絵であれば、折角屋外スケッチに行き、個展の宣伝も兼ねて町の皆様に認知してもらおうと思ったって、逆効果だろう。(爆)

これでは仕事が来なくても当然だぜ。

しかも、初めの一枚ということもあり、絵には個性が感じられない。

当たり前かぁ。

いきなり、絵に個性出てたら、それはそれで怖い。

何枚か描けば安定してくると思う。

オジャラよ。こんな絵にフナオカ(お高いカンバス)を使うなよ。みたいな。

結局帰宅してからは、また抽象画に没頭する。

よほどオカモトヒロコさんの絵がアタマの中に残っているのだろう。

それでも、幾つも作っているうちに、自分の至らない部分が出てきて、風景でも、抽象でも、今まで自分が作らなかった作品にチャレンジするというのは、悪いことではないなと思えてくる。

そのうちに、何か掴めるかもしれないし、やはり、人物で行こうという話になるかもしれない。

どっちにしたって、描きかけの絵を完成させるという作業に入らないとならない。

展示までに、最低、二週間位は乾燥させたいのよ。

おじゃら画廊のHP

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.