◆◆◆ 202 ★ ガーベラを描く ◆◆◆

2004.10.8

台風が来て、あとりえは、床下浸水だった。

あの程度の雨が降ると、必ず床下浸水になる。

横倒しになる、ガーデンの作業台。

あ゛ー。もう、大破寸前よぉ。

でも、これがないと、作業が進まないので、また起こして、使うんだけどね。

今日は、母から墓参りに行くから花を買っておけなどと頼まれて、花屋に行く。

ご町内では、アタシはもう有名で、町内会青年部(といっても中年)の係りをしている花屋のおにーさんは、

『あの、行灯、ヨカったよ。』

などと、行灯の柄の出来を絶賛。(写真左)

絵馬屋さんの行灯(写真下)は大量に出回っており、それを組み立てる町内会の方は、このオッパイに心が惹かれたみたいであった。

殿方に大人気の、巨乳天使。

オジャラは、自分で絵を描いたので、物凄く安くしていただいたのだった。

フツーに作ると4000円程度なんだけどね。

半額くらいにしてくれた。

よっぽど貧乏と思われているみたい。

『アノ程度の絵なら、いくらでも描いてあげますよ』などというと、花屋はニコニコモード。

絵馬屋さんは、400円で請け負っているというので、アタシも、同じくらいは欲しいけどなあ。

町内会の仕事って安いのねー。(でもまあ、みんなボランティアだからね、絵の練習になると思えばね。しかも、これは、内照式の看板になっているので、メインストリートのお店の入り口などに飾られる品なので、宣伝になる)

この程度の絵なら色塗っても、5分から10分だもんなあ。一時間に3枚描けば、自給1200円だぜ。

オジャラよ。それにしても、絵が大きすぎるぜ。濃淡もなってない。

みたいにね、日々反省。

花屋では、小さく千切って捨てられたリンドウと、茎が腐ったガーベラをもらってくる。

『どーすんの?』

などと聞くので、『今日、絵を描くの』

と説明。

花屋は、アタシが画家だというのをまだ信じていないのだ。

『あー、アナタが描くのか。』と言って、やっと趣旨が理解できたみたいで、一本、ガーベラをおまけしてくれた。

やったぜ。

そうして、この絵よ。どーよ。

なんて下手糞なんだよっ。

ガーベラの絵は、バラよりも何倍も難しい。

オジャラは、アネモネやガーベラが大好きなのだが、アネモネは、種からの栽培に失敗しているし、ガーベラときたら、描いても描いてもこの有様。

はぁ。

画家への道は遠い。

10.9

顔のある花梨。

外で拾う。

カワイイのでこの絵も描こうと、テーブルの上に置く。

あんまり、果物って描かないんだけどね。

ま、イロイロ描いてみたいムードなのよ。

そんで、次の絵にチャレンジ。

おおっ。ちょっとピカソ風。

そうだよなぁ。

どーせ写実的には描けないんだから、この程度の絵に仕上げる方が、よっぽどアタシらしい。

下の赤が少し暗かったよなあ。

黄色も、もっとバーンと行きたい感じ。

実際の花の色には近いんだけど、遠目が良くないのよ。

赤の面積を増量。

おおっ。カワイイぜ。

こっちはマティス風。

え?違いが解らない?

ごもっともでございます。アタシもよく解りません。

朝から3枚もガーベラを描いてしまい、

花が2本あるだけで、こんなに創作活動がはかどるなんで、スゴイぜ。

と、実物の威力を思い知らされる。

乾燥したら、もう一回位塗り重ねて、サインを入れて完了。

色の配置なんかも、コッチの方がヨカッタと思う。

アタシは、この絵は、素晴らしいと思うんだけど、それにしたって、売れる気がしないよなあ。たはははは。

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