◆◆◆ 2367 ★ レオナルドダビンチ 受胎告知 ◆◆◆

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2015.1229.

レオナルドダビンチ 受胎告知

二十歳の無名時代に描かれた作品。

ポプラの板に描かれた油絵。

大天使ガブリエルが、マリアに、神の子イエスが身ごもったと知らせる瞬間。

●マリア様

右手は旧約聖書の上に置かれている。

精緻に描かれた布の陰影と、その下にある肉体の表現。

●聖ガブリエル

左手にユリの花

右手の二本指でマリア様に受胎の告知をし、マリア様は、左手でそのメッセージを受け取った。

背景の青味がかった山にはある意味が込められている。

山は神を示す。山はまさしく、イエス・キリストそのものである。

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レオナルドの受胎告知程難解な作品はない。

描写力をどうやって培ったのか。

正確な遠近法で描かれているのに、微妙な構図のズレがある。

この一枚に、一体何が?

「あなたは今身ごもって、男の子を産むが、イエスと名付けなさい。

その子は偉大な人になり、いと高き人の子と呼ばれます。」

マリア様「どうしてそんなことがありましょうか。私は男の人を知りませんのに。」

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という有名な場面。

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ヴィンチ村のベロッキオの工房に入ったのは十四歳のころ。

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ダビンチが、ボッティチェルリの受胎告知を見た感想

「大天使はまるで憎むべき敵であるかのように荒々しい身振りで追い立てている」

聖母は聖母で絶望のあまり窓から身を投げ出さんばかりの有様だった。」

レオナルドの絵は、派手な演出を拒否している。

レオナルドが描いた、袖の描写のスケッチ。

このような技術をどのようにしてつちかったのか。

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水に浸した粘土(ドベ)に水を浸す。

その布を木材の台に巻きつけ、腕の形(衣装のひだ)を作る。

一昼夜乾燥させると、石膏像のような造形ができる。

人間がきている着たときと違い、何時間でもデッサンを繰り返し、

衣服の質感などを習得することができる。

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人間の視点を深く研究していたレオナルド。右下から天を仰ぎ見たときに

マリアが正面に見えるように描かれていた。

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「絵画論」 空気遠近法

「もっと遠くにあるものは、青味がかって見える。」

モナ・リザの背景にも描かれている。

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うわー。ネットで予約するんだ。

ウフィッッィ美術館。そうしないと並ぶらしい。(*°▽^*)

https://nutte.jp/

縫って.jp

イロイロ縫ってくれるらしい。

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