◆◆◆ 2345 ★ 錆びた鉄瓶のメンテ  ◆◆◆

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2015.11.13.

鉄瓶のメンテをする。

昨年ヤフオクで落札した錆サビの鉄瓶。

錆から救出するために、イロイロ読んだが、アタシの金属加工の学校に行ったときの知識も勘案すれば、お茶だけで錆が治るとは思えない。

鉄のフライパン愛用者としても、まあ、油で錆止めというのは、試したい。

という理由から、サラダオイルを全体にまぶした状態で半年放置。

いよいよ冬になりつつあるため、錆落とし決行。

昨日から、油の上から、ほうじ茶の葉をマブシておく。

大きい鍋(鉄瓶全体がつかる大きさ)に、茶葉ごと入れ湯を注ぐ。

錆るか錆びないかというのは、酸化という化学反応。

酸化しないような黒い皮膜を作るというのが最初の目標になる。

カテキンは、錆止めに効くので、茶葉にしばらく漬け、ときどき取り出しては、茶葉が中に入った状態で火にかける。

水分が飛んでくると、いい匂い。

水は少なめにして、少し煎じる感じ。

ま、そんなことを繰り返したら、だいぶ黒くなってきた。

脂分が抜けるかは解らないけど、錆が進めば穴もあいちゃうという重症だったのでそれよりはマシである。

ふぅ。とりあえず、黒くなってきたので、一旦水分を乾燥させる。明日も引き続き、鉄瓶の手入れをします。

茶人って楽しいわね。(*゚▽゚*)

翌日。

今回は、一旦内側を洗剤で洗い、今度は、パックのほうじ茶を煎じる。

なかなか油は切れないね。

とりあえず、鉄瓶を一日火にかける。

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油切りといえば、タマネギの皮しか思い浮かばない。

アタシは、血圧対策のため、タマネギの皮を煎じるために手焙を使っている。

タマネギの皮(洗ったあと)と、烏龍茶の葉を少量入れて、煎じてみることにした。

ま、ほうじ茶よりは多少イイ感じだけど、なんか、油が浮いてくるのが気になるよね。

外側はといえば、錆もとれて、完全に脂分が飛んだ感じ。イイ感じである。

内側も、やはり、脂分を焼き切るしかない。

と考え、トーチで炙る。

脂分が飛ぶとケムリが出てくる。

あまり本体を傷めないように、何回かにわけて、内側を炙る。

おおっ。イイ感じ。

軽くゆすいで、囲炉裏にかけます。

もう、油は出ない感じ。

錆た鉄瓶に黒い油膜をつけたいときには、やっぱ、油→焼くしかない。

まあ、油分が心配とは思うけど、一旦黒い皮膜をつけたあと、脂分を焼き飛ばし、お湯を何回か取り替えれば、完全に再生完了す。(*゚▽゚*)

錆た火起こしや、起きた火を囲炉裏まで運ぶオムレツのフライパンなんかも、ついでにお茶につけて錆を取って みました。

こちらは水沸かすわけじゃないんで、薄く油塗って焼いてもいいかもです。

こちらは燗用のチロリです。

取っ手がつながっていて使いにくかっのでタガネでカットして、竹の巻物も取り去りました。

その方が管理しやすいので。

中には水を入れて、タマネギの皮茶を煎じるときに、使います。

抹茶なんかをこちらで沸かしたお湯で頂きます。(*゚▽゚*)

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