◆◆◆ 2228 ★ 大英博物館展 上野 東京都美術館 人類への旅 ◆◆◆
個人的な感想にはコメントの前に*印
2015年6月3日
ロンドンの大英博物館 七百万点の収蔵品 ニールマクレガー館長。 ●歴史的瞬間をテーマに、収蔵品が日本に来ています。 古代から現代まで −−−−−−−−−−− 人類が文字を書くようになったのは五千年前。 二万年前の石器。大英博物館収蔵の最古の品。 石器の傍に、叩き壊されていた動物の骨が一緒に見つかる。 動物の食べ残していた死骸の、骨を砕き、骨髄を食したと考えられる。 −−−−−−−−−−−−
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だな。 |
図-1 マンモスの骨でできたカバ 槍を装着し、遠くに飛ばすために使われたと考えられている。 −−−−−−−−−−−−− 古代エジプトの柩。 シェ・ペン・ミスト 中に収められているのは男性のミイラ。 −−−−−−−−− 豪華な装飾品をまとった女性のミイラは盗掘にあい盗まれてしまった。後に男性のミイラに差し替えられたと考えられている。 −−−−−−−− 図-2 ウルのスタンダード 大英博物館の至宝。ウルの遺跡(イラク)から出土 ラピスラズリのブルー、白は貝殻、赤は石灰岩、 木の表面に、贅沢な材料が埋め込まれている。当時のウルの社会の姿がモチーフになっている。 当時、既に階級社会が存在していたことを示す。 王の前に連行される捕虜の姿(戦争)、家臣と主(主従関係)など、が散りばめられストーリーになっている。 国家の縮図。王制、他の国からの使者、王の権威を示すために使われたレリーフではないのか。 −−−−−−−−− 印章。インダス文明の公益の手形的な役割 −−−−−−− 図-4 牡牛の像 牡牛を飛び越える勇壮な儀式。 −−−−−−− 図-3 グワアテマラ オルメカ文明の仮面 両頬に刻まれた模様は、東西南北を示す。 −−−−−−−−−−−−− 館長 伝えたかった言葉は二つ 時代を超えて、”人類は同じ物事に関心があった” ということ。 ●生きることや、死ぬこと、宗教、戦争、金、セックス。 ●これは世界共通です。 そして、社会は全てつながっているということ。 それぞれの社会は、互に影響を及ぼしあっています。 −−−−−−− *なるほど。勉強になります。世界はつながり、互に影響を及ぼし合う。 −−−−−−−− 陶磁器の破片 広大な海の公益路を行き交い、器などが広まっている。 −−−−−−−−−− 日本に残される中国などから輸入された茶碗。金継ぎの上に金蒔絵。 +うっひょー。 金継ぎぐらいは見たことあるけど、あれほどの蒔絵をコラボさせるとは。 スゴイな。@大切にし具合大 蒔絵には気づかなかったけどな。残念だわ。あんだけ壊れていると、茶を点てたくないけどな。 まあ、飾るしかないよな。 −−−−−−
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図ー5 インカ文明の黄金のリャマ小像 文献を通して、戦争について語るのは、常に勝者です。 しかし、モノは敗者の歴史も語ってくれる。「物」の方が、より、多くの人々の、より深い歴史を語れる。 −−−−−−−−− カリブ海 イスパニューラ島 植民地となり、先住民の文化は廃れてしまう。 宗教儀式に使われていた椅子などから、無くなってしまった民族の精神世界が息づいている。 −−−−−−−−− |
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図-6 拳銃の廃材でできた像 什器で作られた像 アフリカ モザンビークで作られる。 2011年 17年に渡る内戦。国内に700万丁を超える銃が残される。一部の銃をアート化した人も出た。 ふぅえる・ドス・サントスさん この方の別な作品を、最近、別な展覧会で見た。衝撃だった。 世界各国の博物館からオーダー入っていると思う。 作品のもつ意味というのは、そういうものである。 −−−−−−−−−−− |
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アボリジニが作った編み籠。 住む家を持たず、洞窟などを点々とし、狩りを行って生活を営む。多くの物は持たず、この籠に持てるものを入れて移動した。 −−−−−−− 図-7 2003年 ガーナの柩 ライオンの造形 (これも見た。銃のオブジェとおなじ展覧会だったと思う。) ************** 展覧会の感想。 充実した展示だったと思います。 よくもまあ、あんなに日本に来てくださいましたという数。大きいのは少なかったですけど、大変だったことは想像できます。 人々が大切にするもの。古いからという理由だけではないですね。神事に使われる道具なども沢山来ていて、人間の美意識、生活や習慣、神との関わりの中でのアイテム(今は美術品)という流れを学ぶことができました。 横山大観先生の展覧会で、壁面に、「宗教的、思想、哲学的なことが解らないと絵が描けない」と貼られていたことを思い出しました。 なかなか学べませんからね。 いつも、そのことを考えながら、展示を見るようにしていますです。大観先生、ありがとうございました。 |
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