◆◆◆ 2228 ★ 伝説を描いた名画 ◆◆◆

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2015年6月3日

レンブラント 1635年ごろ

ベルシャザルの饗宴 ロンドン ナショナルギャラリー

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17世紀 オランダで描かれる

バビロニアの最後の王 ベルシャザルが、金銀の食器を使って宴会をしていると突然手が出てきて、

天に文字を描き始める。

王は、驚愕し、杯から飲み物をこぼしてしまう。

わななく大臣と王の妾。

描かれた文字が、読めない文字だったため、預言者ダニエルを呼び、文字を解読させる。

そこには、王の命運が尽き王国が滅びると書かれていた。

予言通り、王はその夜に暗殺され、バビロニアは滅亡した。

だな。

レンブラントは、歴史画を描くことで、過去の巨匠たちと肩を並べたいと思った。

卓越した技量の全てを注ぎ込んだ。

特に、王の金のマントや、赤いドレスの女性の装束の質感などが素晴らしい。

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サビーニの女たち ダヴィッド 1799

ルーブル美術館蔵

フランスで描かれた作品。

■投げ槍を振りかざし、狼の文様の描かれた盾をもつ裸体の男 ローマ建国の父 ロ−ルス

■対決するのは、サビーニ族の王タティウス、後にローマを建国する。

ローマには、女性が余りいなかったため、隣国のサビーニ族から嫁をめとろうとしたが拒絶させる。

そこで、ローマ人は、女性を略奪。

五年後、サビーニ族が、自分たちの姉妹や子供達を取り戻しに、ローマに押しかけるが女性たちには既に

子供ができていて、女性たちの懇願により、戦いは回避されたという物語。

■この作品は、注文を受けて描いた作品ではない。ダビッドは、自分のアトリエに掲示し、1.8フランの入場料を取った。

戦闘状態に産まれた、静寂の一瞬を描いた作品。

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ドラクロア 1827 サルダナパールの死

フランス ルーブル美術館

反乱軍に王宮周囲を包囲され、最後の時を迎える王、サルダナパール

王は、死を決意し、自分に快楽を与えた者たちが自分の死後生き残ることを良しとせず、

その結果繰り広げられる殺戮劇。

王の寵愛を受けた女性の喉に短剣をつきさそうとする家臣

愛馬を殺そうとする黒人 その情景を眺める王。

辺りには豪華な宝飾品や、血を思わせる色彩。



ドラクロアをはじめとする、ロマン主義者の画家たちは、人間の内面からでてくる激しいものを表現しはじめた。

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