◆◆◆ 2151 ★ 山頭火の俳句の書写 ◆◆◆

個人的な感想にはコメントの前に*印

テレビの解説などは●印がついています。

2015.3.7

本日は(山頭火の俳句の書写)580番まで。あと140枚。目標あさってぐらい。このあとスキャンして加工するからね。

全部完成したら、無料版「おじゃら選」の作成に入ります。

メモ ジョルジュでキリコ 続き

古典を繰り返し描く時代。

*そういう時期はあると思う。絵というのは書き続けなければならないし、優れた古典は、必ず、自分に何が足りないのかを気づかせてくれるからである。

もし、画家が古典に学ばないのだとすれば、その人の絵はまだ発展途上ということになり、まだ良くなる余地が残されているという幸せに満ちている。 

だけれども、生涯古典の素晴らしさに気づけなかった画家は、五百年作品を残す画家には生涯なれないだろうと思う。

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(形而上絵画を)シリーズ化することや、同じモチーフを繰り返すことに、アンディ・ウォーホールは共感。 

*画家というのは、絵を書き続けなければならない。例えばそれが、昨日描いた絵に、どんなに似ていたとしてもである。だから、前にもみたような絵だと思われたとしても、描き続けている者が勝つ。

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美術評論家 峯村敏明さん

(晩年の馬の顔の絵)

見たときは、とっさに、なんともいいようのない感動。

写実も何もない。

だけど、備え入れる筆は、確かなもの。震えながらなんですけれども。

これを見て泣きたいような気持ちですね。

そういう

さまざまな過去と分かり合いながら生きてきた。

それがそのまんま、一つの誠実。馬でもにんげんでもいいですけど

それの現代の姿だと彼は理解していたと思うんですよ。

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新さん、

僕には、キリコの謎は解けなかった。でも、この絵ほ見ると

謎なんか解かなくてもいいんだよって語りかけられているよう。

メモ 徳一上人 奈良時代、東北地方に大仏を普及させる。

平安時代には、運慶快慶のような、寄木作りの造形の美をより極めた表現がはやるも、東北では、いちぼく作りの仏様がしゅりうであった。

お堂が壊れ長らく風雪にさらされていた仏像を地元の人がまたお堂を立て、救済した。

節の残るような、木材で仏像を作る。

霊木であったのだろう。

彫刻家 三沢厚彦さん

動物の木彫などで世界的に有名。

小さい頃から仏像を見て歩く。

青森の仏様を見る 法蓮寺  江戸時代に作られたユニークな仏像 

「何か、わさわさとものを 言い出すような気配を感じます。ぼくには、「ぼくはちゃんとやってるかって、言われているみたいな気がします。」

右衛門四良仏(えもんしろうぶつ)

作っては求める人にあげてていた。

残された仏像を持つものが集まって展示されている。

十一面観音、 かぶりものに、仏様のお顔が書かれていて、十一面になっている。

三沢さん、笑う。 ずーって見ていると、これはこれでいいんだって思わせてしまう。(ところがスゴイ)

青森県 法積寺

六観音隆三 ふんわりとしたスカートをはいた華奢な仏様たち。

本堂の両脇に三体づつひっそりと並べられる。

作者不詳。彫りの技術は匠。

波打つスカート、肌の質感。

薄い背中の観音様の後ろに、十一面観音、馬頭観音とか、書かれている。

(十一面観音さまには、お顔が一つのみ、千手観音には、てが二つ)

*丸太を縦に半分に切って、2体の観音様を彫ったんだと思う。

三沢さん、見ればみるほど不思議。

拝む対象としての仏像を作るというよりは、近しい人をモデルにしたのかもしれない。そういうリアルさは感じられる。

大事なものは、些細なところに宿っているというか、(彫刻家の)個人的なところにあるとおもうんです。ピュアなもの、がエッセンスとして残っている。

六観音像は、そういうものを感じたりする。

メモ リーウーファン 李禹煥

ベルサイユ宮殿 作っていない部分、あるいは隠れた部分を引き出すというのが芸術家の役割だ。未知なる世界に道案内ができるんじゃないだろうか。

韓国生まれ、二十歳で来日。日本の現代美術を牽引。

ベルサイユ宮殿 ルイ十四世が、建築家ルノートルに作らせた庭。

毎年一名のアーティストを招いて、彫刻を庭に配置するというプロジェクト。

今回で七回目。

巨大な穴に石を配置した作品。

ルノートルが考え抜いた世界をリーウーファンが作り上げた。ルノートルの墓というオマージュ。

●石のオブジェにワタを配置した作品。綿は人工的なものの象徴。綿の壁。

星の樹木庭園。大量の砂利が運び込まれて、石を配置してゆく。

*リー先生、流暢な日本語。英語もご堪能。アーティストとして、必要なスキルも身につけているということである。七十八歳だよ。

アタシもまだ頑張れるかしらね。

*うわー。白い砂利をグレーのペンキで塗って、影作ってる。(*゚▽゚*)

それが、石の影と重なって、一つの光に対して、二つの影ができる。×七個。

●僕に言わせると、どれほど、完璧に作っても、必ずスキは生まれる。

隠れている部分、見えない部分を引き出すのが芸術家の役割。

自然の未知なるもの、無限性、宇宙の大きな力、いろんな要素をコキ立てるのが芸術の面白さ。

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