◆◆◆ 2150 ★ ロベール クートラス 松涛美術館展 ◆◆◆

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2015.3.2

メモ ロベール クートラス 松涛美術館 3/15まで

僕の夜 働きながら美術を学ぶ。 中世の美術家の作り出した造形物に心を動かされる。

名声を求めず、己の技を信仰と美に捧げた、いにしえの職人達。その生き方に芸術家としての理想の姿を見出した。

28歳の時、パリの大手画廊と契約。現代のユトリロと呼ばれ、絵はすぐに買い手がつく。しかし、画廊の求めに応じ、売れる絵ばかりを描く日々は理想とはかけ離れていた。

契約を2年で破棄し、貧の困の中で絵を書き続ける。

あ、この絵、見たことあるような気がする。

スマホより少し長いぐらいの角の丸いダンボール(拾ってきた)品に、

赤チンとか、くるみの油など、日常生活にあるものを錬金術師のように使って描き進める。時には、釘で売ったり、作品を床に広げて踏み歩いたりもした。

(晩年を友にした日本人の女性談)

誰も読めない解読できない文字。古い絵ハガキに残されたシミのような文字が好きだった。誰に発表するでもない、自分のためだけの作品たち。まるでイコンのような肖像画も沢山描いている。

*いいなあ。

第二次大戦後の収容所での生活、その後の貧困の中のフランス労働者としての生活にも絶望しきっていた。もし、絵かきにならなかったら死んでいた。

その美というものは、彼にとっては、宗教家(ソフィアと言う) に対する敬意を評していた。美術界の労働者。

メモ 美術批評家 針生一郎(はりゅういちろう) 社会と人間という視点から戦後の美術を批評。多数の作品を世に出す。

メモ 富本憲吉先生 陶芸家。 *素晴らしい。色絵磁器に、金と銀を同時に焼き付ける技法を開発。新たな図案、テイカカズラの花かあしらわれた六角の飾り箱。放射線状に配置された花のモチーフが躍動感を与えている。

3月6日

メモ 岡村圭三郎 自然と人間の根源的な役割を独自の技法で描き続ける。

3月6日

一度焼いた板に、岩絵具で塗り重ね、工具で削り取りながら描く技法。浜松市秋のフク美術館

3月7日

【展覧会情報】「舟越保武彫刻展 まなざしの向こうに」

20年ぶりに郷里の岩手県立美術館で開催されスタートした大規模な舟越保武回顧展。現在は郡山市立美術館に巡回中です。いよいよ今月22日まで!戦後日本の具象彫刻界を代表する作家の一人、舟越保武の世界をお見逃しなく。

会場:郡山市立美術館

日時:2015年1月24日(土)〜 3月22日(日)

http://bit.ly/1wOvahM

会場:練馬区立美術館

日時:2015年7月12日(日)〜 2015年9月6日(日)

『舟越保武 −まなざしの向こうに−』書籍情報

http://bit.ly/1sVPpV2

『舟越保武全随筆集 巨岩と花びら ほか』書籍情報

http://bit.ly/1togRME

おじゃら画廊

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