◆◆◆ 2141 ★ 草間彌生先生の番組を見る-2 ◆◆◆

個人的な感想にはコメントの前に*印

テレビの解説などは●印がついています。

2015.2.22

草間彌生  -2

自分の作品だけを飾る、自分だけの空間。

草間「祭壇なの。私の死の祭壇はかくのごとく・・・・ 目のところはみんな血だらけ。

ババーンと、全部血ですよ。点々、ボチボチの血が そして下の方に目玉イッパイあるでしょ。それは、私ですけど 」

●我が死の祭壇はかくのごとし

●肉体がボロボロになった私の死。

●死の瞬間

*死と向き合った作品がこんなにポップでいいんだろうか?

「自分はどうしても死んでももっと絵を描きたいと思ってますから 

だけど そう思いながらね 生きてきてもう何十年もたったら 

振り返ってみたら美術しかなかったのね。私にとって。

だから、これから先もね もっと元気出してね

私自身も歳をとったから 一日も惜しくてね

だから死にたくないんです。

もっともっと絵を描いて それで死んだ後も もっと絵を描いて・・・・

自分の生命の限り 絵を描いてゆきたいと思っています。

・・・・・・

富士の大作を書いているとき、「手が震えなくなったよ。ヨカッタね」

富士の火口

「これは口だからね、てっぺんの口。火口よ、火口。一番トップにバーンと穴があるじゃない。そこから、噴火するって言ってたから。」

太陽の目

「目玉だよ、これね、」

できあがり、 うわー、素晴らしいよ。富士山ステキ。

最初失敗したかと思ってガッカリしちゃったの。かえってよくなったよ。

・・・・・

でも、富士山って好きになったよ、私、描いてて。それまでは、富士山ってわかんなかったよ。行ったこともなかったし。

インタビュアー「描いてみてどうですか」

富士山に興味持つようになりました。そのかわり私の富士山ですよ。私の作った富士山。威厳があってさ、堂々としててさ。

永遠だって感じするの。

・・・・・・

心身ともに疲れちゃったの。

完成まで四ヶ月。

・・・・・・・・・・・・・

和紙スキ、人間国宝 81才

アダチさんも、草間も八十代。

日本のアート界は大丈夫か?

・・・・・・

京都市立芸術大学 学長 建畠 哲(この字の口が日になっている)

「草間が子供の頃に見た幻覚。部屋の中に花柄のようなものが

どんどん張り付いて それが増殖してゆくとか、水玉、網目のイメージというのは、その増殖する幻覚から来ている。

草間ワールドというのは、彫刻から絵画から、光の幻影から様々ですが

原理は一つ。おんなじことを繰り返す。

・・・・・・・

水玉による自己消滅 1968

体の中に水玉を付けて

周りの環境も全て水玉模様にしてゆく。

すると自分自身の存在がその表現の中に埋没してしまう。

それが自己消滅なのである。

水玉はあらゆる作品に展開され、それが草間ワールドになってゆく。

・・・・・・・

ミラールーム 生命の輝きに満ちて。

・・・・・・・・

人間国宝の和紙が届き、版画にするためのドーサ引きは足立さん自らが行う。

大事な作業なので、人に任せるわけにはゆかないのだそう。

版木は全部で九枚、十一色。

大きな版木を刷るのは体力が必要なので、若手の刷り師さんが担当する。

まず、マットな感じの、原画に忠実な摺り、伝統的な色を使った版画。

そして、工房社長のナカヤマさんは「想像を超えたものを見せて欲しい」

という草間の言葉に悩んでいた。

ナカヤマさんの決意。富士山の色違いを作る。三色から5色ぐらい。

なんとか、センセイに喜んでいただけるよう頑張っていきたい。

・・・・・・・・

ということで、新しい版木を作って、色違いの富士も刷ることに。マジかよ?

*色使いならアタシにやらせて欲しい。(*゚▽゚*)

空の色、キミドリとか、エンジ、ピンクにしなくちゃダメよ。

やっぱ、伝統的な人は色彩が保守的ね。伝統守らなきゃいけないからね。

仕方ないわ。

(たぶん、空の版木が、水玉一万五千個で、そんなにカンタンには作れないからだとは思う。(*゚▽゚*) 仕方ないわ。)

>?>>?>?>?>?>?>

足立さん、元禄時代の版画の複製に手彩色。

新しいことにチャレンジするというのはどういうことなのか。

考えさせられるね。

・・・・・・・・・・・

営業の手紙でも書こう。

というか、その前に、もう少し絵を良くしよう。(>_<)

草間先生、頑張ります。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.