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2015.2.20

メモ 草間彌生 + 足立版画

アダチ版画、中世の浮世絵を忠実に復刻。しかし、現代の表現を版画にしていない。

若い人たちの将来のためにも、魅力ある仕事をしたかった。

(会長)足立イサムさん(以乍牟) 

高松の展覧会に足を運んだのが2011年。

*おお、草間先生の作風変わってきている。全部売れちゃうんだと思うと、やっぱりすごいと思う。アタシも髪赤くしはじめた。まだ黒いとこ残ってるけど、全部白髪になると、赤くなる予定。ウイッグ買おうかな。

草間は富士山をまだ一度も見ていない。遠くから見える近場に行く。AM中に病院に帰るという時間制限のある条件。

*富士山を描くというのは、画家であれば、そうしなければならない。そういう山だからである。山梨県河口湖。素晴らしい。テレビというのはいいわね。

「やっぱり、みんなが騒ぐだけのことはありますね、すばらしいです。」草間の感想。

*そう、誰だってそう思う。だから描かなければならないのである。

●富士の絵は、洋画・日本画・版画など、表現方法を問わず様々な画家が挑戦してきた。しかし、その反面、批評も厳しい。 なるほどー。(*゚▽゚*)

*うわー、アトリエに帰ってきて、すぐ描くんだ。

用意されているカンバスに、赤い筆でいきなり描き始める。

スタッフが、絵具を差し出して、筆に絵具をつける。もう一人のスタッフが、彼女の体を支える。 W六mのカンバス。

*羨ましいなあ。そういうのに描いてみたい。アクリル絵の具は、リキテックスの、チューブではない、ボトルに、直接筆を入れて原色で描く。

*おひさまに笑顔。おおっ、地蔵様のお顔の太陽。

「めちゃくちゃにもってきて、赤。」

*すごい速さだな。30分か。。。。。。

あれで終わりなのか?

中学の頃から精神を病み、絵でその精神を開放される。

女学校の先生が彼女の絵の才を見出し、その後京都市立芸術学校 日本画科に通う。

結局日本画には馴染めなかった。

●草間彌生の学生時代のデッサン。おおっ。普通。(^O^)

●絵の打ち合わせ。アダチさんも、彌生先生もヨボヨボだな。日本のアート界、大丈夫か?

●版画の紙には制限があり、原画は版画と同じ大きさの小さなサイズの紙に描く。

いきなり筆ペンでアタリをつけ、赤い富士、黄色い富士をの描く。ワールド全開。

そのあと、大きな富士を加筆。大きすぎて版画にはできない。

が、描かないということもできない。


●草間先生の富士山、雲はトレードマークの目玉が入っちょる。すげー。

しかも、空も富士山も水玉。素晴らしい。

木版にするのかな。シルクの方が合ってると思うけどな。

*そうして、海画廊で売られていた、クサマ先生のかぼちゃか、バッグなんかの作品のことを思い出す。一色で刷られた版画なのにシルクスクリーンのインクが掠れている。アタシは、店の人に尋ねた。この作品は、草間先生が、本当にこれでイイと言ってサイン入れたんですかね。

店員さんは、はいそうです。みたいなお顔だったが、アタシは、工房の人が失敗したやつを、みんな気づかない振りして売りに出したんだと確信している。

そういうことすると、価値さがっちゃいますよー。と誰かに言いたかったが、言う場所がない。アタシの常識では、作家は、大量の白い紙にサインを入れさせられる。そして、そのサインされた紙に印刷するらしい。だから、失敗しても、サインに価値があるので、販売にまわしてしまうのである。

●摺り

新しい版画は、使う絵の具が違う。(透明感は無く、マットな色彩)

試行錯誤。

おお、鮫皮のナントカ。初めて見た。版画用のハケの先を整えるために研ぐ?道具である。

●原画と、出来上がりの版画の対比。あ、原画の水玉も、かすれてるんだ。

*なるほど。シルクのかぼちゃは違うとおもうけど。← 他のも見たことあるからね。

●原画とすりあがり、草間さんも見分けがつかないぐらいよくできている。

●微妙な色の違いについて、草間さん本人の助言を求めるアダチさん。

●水玉の一部が掠れている原画通りの、かすれた水玉の刷り上がりに、草間さんは、「いいですよ、これで」と語る。

おじゃら画廊

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