◆◆◆ 2124 ★ 宮芳平先生 ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送
(あとはいつでも見れますよん)
2015.12.30. メモ 鴎外の言葉 私はすこしも君の画を嫌う念を有していない。君の画には公衆の好みに阿(おもね)った跡もなく、また、大家の意を迎えた跡もない。これは、君が何を能(よ)くするかと云う問題である。 森鴎外全集4 ちくま文庫より M君 あの画(え)は、布、顔料、額縁に持っていただけの金を掛け、費やされるだけの時間を費やし、嘗(な)められるだけの苦辛を嘗めて為上(しあ)げた。ほとんで自分の運命は懸けてあり画にあると云っても好い。そこでせめてもの心遣(こころや)りに、あの画のどこが格に合わぬか聞かせて貰いたい。(M君=宮 芳平が文展=当時の日展か国展に落選したあと、鴎外を訪ねたときの話。)最上段は、それにたいする鴎外の解答。 このあと、 鴎外の研究家(跡見大学理事長 山崎 一類さん)の方の一言。 鴎外は宮の素質を見抜いていた。純粋さ。非常に澄み切った心。絵自体は、決してリアリズムで描かれた絵ではない。むしろそんなに上手な絵でもない。しかし、何か思いがあふれる、若い青年の一途な思い。ここから物語が浮かび上がってくるような。そういう思いは、捉えていたとおもうし、自分の感情に正直なところ。そこは、(鴎外は)かっている。 鴎外は知り合いの文化人の名刺を宮に渡し、積極的に会うことを勧め見識を広げるようアドヴァイスをしたといいます。 鴎外 君は、嘘偽りのないこの気持ちを積み重ねていけば、最後には、奇態(きったい)な絵であっても、蝶になって、まさに、宮芳平という人を鴎外がどう見ていたかを表している *-*-**-*-*-*-* メモの引用以上 感想。右の絵は、まあ、落選してもしょうがないなと思う。もう少し進むと、絵は明るくポップになってくる。あれぐらい叙情的にならないと、出来上がりがこの暗さでは入選は難しいと思う。著名人ならともかくね。 それにしても、借金して絵の具や額を買うっていうのがスゴイね。 そういう感情は私にはないから。 まあ、金に困って、材料を拾い歩いているとか、 もらった絵の具で、もらった(絵が描いてある)カンバスの上に絵を描くとかね。 どうしようもない私が歩いている 山頭火句 |
宮芳平さんが落選した絵 |
宮さんは、彼の絵なりの評価だと思う。 それでも、数がまとまって残されているため、じわじわと知名度があがり、評価が上がってくれば、価値も上がってくるだろうと思う。 それほどあがるかといえば、それほどは上がらないだろうというのが私の意見である。 偽を作る画家とそれを売る画商が結託して、未発表の作品などといい、大量に市場に出回った場合には、どうかなと思う。 昔の人は、今ほど絵の管理はできなかっただろうと思うからね。展覧会に出品し、図録に写真が残っている作品なんかが、唯一の印刷物だったりすると、絶望的である。 作品というのは、自分の手を離れたら、もう、二度と見ることもないかもしれないのである。 だから、手持ちのときに、撮影しなければならない。これだけでも、十分に役に立つし、日付を入れておけば、大体の年代も解る。 逆に、これがないと、画家にはなれないのである。 |
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メモ *-*-*-*-*-*-*-*-*-* 素直さと勤勉さ、忍耐と努力、危機感です。自分で覚えようとしないと、何にもなりません。向き合うことが大事かな。とてつもないことで、どんどん吸収できます。自分を信じることから。 **-*-*-*-*-*-* 某かのテレビを見て、心にとまって書き留めた言葉。誰のことばかしらね。それを書き留めずもうしわけありません。 違うかな、無料の占いにでていたんだっけな。 まあいいや。 とりあえず、メモメモ。 この内容が、普遍であることは間違いがない。 |
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2015.1.28. ふぅ。もう、28日か。 今月は忙しかったな。 とりあえず、本のカットや、カバーなんかがあったからね。 その他、母上様の花の写真集。 この色が気に入らないのよって言われても、その色、ムリですからぁぁぁぁ。 というモード。 作りたくない気持ちでもうイッパイであるが、親孝行は生きているうちにしかできないので、できる限りのことはしようと思います。 |
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