◆◆◆ 2107 ★ リトグラフにチャレンジの愛読者様 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.11.30.

もう、10年ぐらい前に作ったアタシのコンテンツのようだけど、それを見ながら、リトグラフを作られている人のブログを発見して笑った。

何よりも文がおもしろい。

*-*-*-*-*-* 以下引用 *-*-*-*-*

CDマーカーリトの悪魔 :: 2011/11/27(Sun)

CDマーカーリトグラフの発見者「オジャラさん」「おじゃら りか」さんは、東京北千住で、おじゃら画廊を開いています。

「好きなことをして生きなくちゃ」そういう名前の作品があります。

油絵から、水彩、ぺん画、銅板画、小口木版、更にリトグラフにまで手を伸されています。

リトの制作日誌の日付は、2003年12月〜2004年11月です。一年を掛けて、リトの手解きから、リトの製版、印刷の試行錯誤を余すことなく伝えて、さらに驚くべき製版不要のリトグラフという究極のリトグラフの領域にまで踏込んでしまわれます。

プレス機

オジャラさんの強みは、既にプレス機を持っておられることでしようか。

40mm×70mm用、17万円。たいしたお買物です。

文房堂の講習会で、銅版画を習って、その銅版画の制作日誌もアップされていいますが、その際にプレス機を入手されたみたいです。銅版画のプレス機とリトのプレス機とで、どのように違うのかもよく解らないわたしですが、馬連でリトのプレス機代りが出来るくらいだから、プレス機の圧を調整することで、銅版画プレス機でリトも難なく代用できるというものなのでしょう。

「CDマーカーリト」というアイディアも、銅版画教室で、そのマーカーを使った方法が流行していたことから、これはリトで使えるとピーンと来たということです。恐るべき洞察力です。色々な「リト」の本やWEBのページを見ていても、こんな話は爪の先にも聞いたことがありません。爪の先?・・・・・本当にこれは爪の先から、悪魔の手下を呼び覚したような驚きです。

http://namaiki904.blog.fc2.com/blog-category-1.html

アーツ アンド プリント

青えんぴつさんのブログの引用でした。

*-*-*-*-*-*-*

この先も読みたい方は、直接ジャンプしてみてくださいね。ご紹介ありがとうございました。

爪の先から悪魔を呼び起こすという意味がよくわからないけど、まあ、爪の先から、雷的な光を出すと、悪魔が飛び出てくる的な意味合いかしらね。

CDマーカーリトがね、悪魔なのかしら?

CDマーカー リトグラフの開発者おじゃらです。

みたいなね。誰か、カルチャースクールなんかで、雇ってくれないかしらね。(^O^)

やりませんけど。

彼女のブログに、おじゃら本人から拍手しておきましたです。ご紹介ありがとうございました。

そんなに画期的な方法なら、是非お試し下さいね。

確かに、自分で目立てしたアルミ版に、CDマーカーで描画、スポンジで水を散布して、そのままインクを載せるという版画は、シンプルで豪快。

嫌まあ、欲張らなければ、何枚かは作れると思います。

大切なことは、欲張らないこと。

印刷が汚れてきたら、次の版作ればいいんです。

あと、アルミ板は、薄いのは、ハサミで十分切れますんで、100均で、専用のハサミを一つ買っておくといいですよ。

アタシは、お菓子の缶も、それでカットしたことがあります。ハサミボロボロになりますけど、細かい形も作れるので、イロイロな形の版を作って楽しみましょう。

今度は、落ちているお菓子のアルミ缶を目立てして、リトグラフに挑戦しようと思います。お楽しみに。といっても、プレス機、錆錆でもう動きません。

それにしても、この方、アタシが、何故、イロイロな版画にチャレンジしているのかよく分からないと、ブログに書かれていました。

せっかくなので、こちらでご説明しておきますね。

版画というのは、「楽して、作品を大量に作りたい」

という、人間の欲望から生まれた産業なのです。

日本は、木版しかありませんでした。

逆に、ヨーロッパでは、銅版が主流。木版もありましたけどね。銅版画圧勝なんです。

近代になり、科学反応や、薬品が安定してきて、リトや、シルクスクリーンという技法が出現しました。

何故、リトグラフが作られたのかといえば、『書くような線、エンピツとか、クレヨンみたいな線が作れ、そのまま印刷できる』

「色がカンタンにつけられる」

というところです。それを大量に作って売ろうという商売根性の賜物なのです。

銅版画は刷るのが面倒だし、木版画は、細かい文字やなんかを掘り出すのは面倒なんですよ。印刷はカンタンなんですけどね。

そこを改善した版画がリトやシルクということになります。だからね、挑戦しなければならないんです。どれぐらいラクに量産できるのかというのを研究するためにです。

アタシ、個人的には、木版に手彩色というのが、一番効率イイような気がしますけどね、版づくりが短調で飽きちゃうんですよね。どんなに頑張っても、ムナカタシコウセンセイのようには作れませんしね。

この、CDマーカー リトというのが、そんなに画期的なのであれば、もう少し作り進みたいですね。

版画というものを難しく考えてはいけません。

産業なのであれば、短時間でコスト少なく、大量に作ったものが勝ちです。

印刷物を芸術だなどと思ってはいけません。

コピーや写真と同じ範囲です。

ポコポコ作ってチャッと完成。

それが一番です。

青えんぴつさんも、どうか、リトグラフづくり、頑張ってくださいね。真面目に取り組んでいらっしゃるようなので、きっと、版画を学ばれた方なのかもしれません。彼女は、ブログの途中で、このように私のことを書かれています。

*-*-*-*-*-* 引用文 *-*-*-*-*-*


この方(おじゃらのこと)は、全く素人ながら、様々な版画技法に挑戦されていて、その勢いで、リトにも臨まれたようです。

『科学反応で、版を油面と水面にキッパリ分離する』と、いうこの表現が、確かに非常に分り易い。

さて、この方、「オジャラさん」の製作工程で、他とは違っていたのは、アルミ板から自分で整面するという工程を践まれていることです。これには驚きました。

しかし以前ブログに書いたように、かって印刷所では一度使用したジンク版なりアルミ版を、自分のところで磨いて再製して使っていたのです。

今も当然石灰石のリトでは、石を整面するということも作業工程に入っています。

目から鱗、鼻から薬玉、コロンブスのタマゴエッグです。

*-*-*-*-* 引用終わり *-*-*-*-*

悪魔が飛び出てくる爪のあとは、コロンブスのタマゴエッグ。

表現の幅の広い方ですね。

私がリトにチャレンジしたのは、まあ、リトグラフの押し売りに遭ったというのが正しいんですね。本人が特別望んだということでもないんですね。その辺の事情は、日記に書くほどのことでもありません。

今思えば、ある種の巻き込まれ型の創作活動ということになります。

青えんぴつさんが、アルミ板の再利用について、ここまで驚かれているということは、他の方も驚いているのかもしれませんね。

おじゃらは、リト時代よりも更に赤貧のため、画材が十分に買えず、頂いた色紙に書き、拾った額に入れて飾るという日々ですが、芸術家らしく毎日が進んでいます。

私も諦めませんので、青えんぴつさんもどうか、ご自分の夢を叶えるまで、前に進んでくださいね。

リトは、科学反応の版画です。水と油をシッカリと分けた版を作れば、インクは、油の部分だけにちゃんとのります。

キーはそこですね。

途中でアタマに来て、中断しているアタシが何かモノ申すこともありませんが、当時から、もう10年ぐらい経っていることを考えれば、新しい画材などで、イロイロ試してみると、いいことあるかもしれませんよ。

おじゃら画廊

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