◆◆◆ 2104 ★ DIC川村美術館 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.11.28.

本日、美術館巡回デー。

千葉方面を攻略。

まず、川村美術館に行こうと決め、一時二十四分に乗らんと電車を待つ。

十分待ち。

一時間に一本ある、佐倉からの無料バス、三時二十分に間に合うのか。

松戸まで行き、新京成に乗り換え津田沼⇒ 佐倉まで行く。

ノロノロとした旅である。誰かと一緒に来ればヨカッタよ。

遠いところも、複数で襲撃すれば、それはそれで楽しい。

三時五十分頃会場に到着。

五木田トモオさんの現代アートの展覧会。

赤瀬川(千葉市美術館)の半券を提示すれば、割引があるとネットに書いてあったので提示すると、招待券は適応外なのだそう。

1200円払う。

行かなきゃよかったよ。(^O^)

失敗した習字の半紙を使って

張子の猫を作ろうとしたときの写真。

出来上がらず。

五木田トモオさん。

ああ、この絵、見たことある。

と思ったが、違う人の絵と混同していたみたい。制作が2014年になっていたからね。この展覧会のために、大作を12枚程描きおろしたのだと思う。

白と黒、グレーのグラディエーションのテクニックが素晴らしい。

絵が上手いのかな。

ダリ程じゃない。

まあ上手い。

引き込むものはあるかな。

でもいらない。

まあ、そういう自問自答。

要らない絵は売れない。

黒と白しか使わないんじゃ、絵の具代が安くていいわね。

とか、ああ、青と白の絵もある。

とか、そういう、なんとなく雑で下品な感想が脳裏をよぎる。

文字にすると、アタシの発想というのは随分と貧素なのだと思い知り、恥ずかしくなる。

モノクロのペンや何かで書かれた多数のドローイングが、自作と思われる小さい額というか、木の枠に入って大量に並んでいた。

オジャラ「この作品は、作家さんが、このように並べたんですか?それとも、作品はバラバラにあり、学芸や展示担当の方の好みで並べたものですか?」

スタッフ「この作品は一つの決まったかたちのあるものではないと認識しております。」

オジャラ「そうですよねー、バラバラに持っているものなんですね。わかりました。」

黒く塗られた葬式の枠のような品に張り付いているだけでも、並べばそれなりの趣があり、安くていいなと思った。

出るときに、彼のプロフィールを読む。

うげ、アタシよりも年下じゃん。

はぁ。

ため息。

私にはやっぱり、才能はないんだろうか。

とりあえず、50号ぐらいの作品を大量に描いて、どっかで展覧会だな。うん。

まず、見栄えのする大作の展示を目標にしよう。

川村美術館には、アルミ板を利用した、溶接の絵画もいくつか展示されていて、引き込まれた。

オジャラ心の言葉『アタシのビード(溶接部分の波型の線)のほうが上手いわ。なんといっても国家資格四個取ったし。』

今度は自分の自慢が出てくる。

嫌な女である。

一人で作品を見に行くことは、作品を見ている自分との対話の連続という時間を過ごしていることになる。

作品を沢山見すぎているので、目ばかりが肥えてゆく。

見ないよりは良い。

自分の作品のクオリティーをどこまで上げなければならないのか。

それを確認するために、展覧会を見て歩いている。

川村には、イブクライン、ジャクソンポロック、あの人なんだっけな、箱の中に作品作る人、

有名な作家さんの作品のコレクションは素晴らしい。

送迎バスの中にアナウンスが流れる。

美術館で美術鑑賞のあとは、敷地9万坪の公園の散策をお楽しみください。

オジャラ心の言葉『ウチのアトリエは建坪9坪ですが何か?

庭だってありますよ。桐の木に占領されていますが。

桐の木。自生した桐の木である。

前の持ち主が桐●さんという苗字。

彼の思いが残って、桐の木が自生したんだと私は信じている。

3.11の地震のときに、桐の木のおかげで入口のトタンのフェンスは倒れずにある。

守ってくれたんだと信じている。』

バス停前のミニショッブで、ピンク色の椿の苗を買う。

川村美術館のコレクションは、企業の私立美術館としては、結構な金額の品が並んでいると思う。

まあ、予算的に、有名画家の作品(ピカソやマティス、モネとかシャガール)であっても、超一流品ということでもない。

それでも、国内のあちらこちらの美術館に巡回されていて、もしくは、ポストカードやなにかで、見たことがある作品もあり、クオリティーとは関係ない場所で絵の露出や記憶というものは作られるのだということを学ぶ。

おじゃら画廊

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