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インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.8.10.

このあと、宮芳平という画家の展覧会の紹介の番組を見る。

この人のことは知らなかった。

なんでも、東京美術大学を卒業し、しばらくは画家を志していたけど、絵は売れることはなく、長野で美術講師(高校の講師を3つ)をして食いつないだのだそう。

奥さんは、体が弱かったのに、子供も何人も産み、生活を支えたのだそう。

奥さんは、結構若い時期に亡くなっている。

売れない画家を奥さんが支える。

まあ、普通のことである。

絶望せずに、絵を描き続け、良い絵を残した者の勝ちである。

定年して、退職金などもない先生に、生徒たちがお金を出し合い、アトリエを購入したのだという。

美談だわあ。

2014.8.8.ニャンコによる作品。

若いころ、借金をして絵の具を買い、文展(たぶん、日展とか、国画クラス)に、作品を出品したのだが落選。

そのときに、鴎外(当時の審査委員長)宅に行き、自分の作品のどこが展覧会の格に合わなかったのかを教えてほしいと、聞いたのだそう。

鴎外は、

「大衆にあまねることもなく、大家に迎合することもない、(彼独自の道をいく)絵である。

あとは、自分の能である。」

というような内容の話が、鴎外の本に残っている。

鴎外は、彼の絵の本質的な所に気づき、更に、力の足りない部分は、書く本人にあるという話をし、彼は、それを理解できたということになる。

個人的には、暗い絵だなという感想。

晩年の作品も、汚いなという印象。

実際には、もっと色はキレイに違いないと類推。

20-30パーセント、アタシならコントラストを明るく補正したい。

頂いた拾いものの人形たち

それでも、研究者という人が彼を研究し、テレビに特番が組まれ、多くの人が彼の絵を知ることになったことは喜ばしい。

印象派や、それ以前の有名画家の番組ばっかり見たところで、自分の進むべき道がそこにあるとは到底思えないからである。

安曇野にある美術館には、彼の作品がまとまって収蔵されているようだし、絵がバラバラにならずに、地元にとどまっているということも、実は大切なのである。

若いうちから有名になると、絵は売れるんだけど、散り散りバラバラになる。

それよりは、売れずに、まとめてのこされているほうが、死後は、実は、有名になりやすい。

地元にある美術館に(本人もしくは遺族が)寄贈するとか、資産がある場合には、自力で美術館を作り展示するとか、そういう方法もある。

地元の画家の作品を、ボランティアの人が、もちまわりで、美術館や公民館のような場所に展示し、守っている例もある。

大切なところは、来た人が見られるような管理がなされているというところだろうと思う。

本日、なんか具合悪し。

暑いし、台風きてるし、腰が痛い。

悪い姿勢で仕事し過ぎだな。うん。

明日からまたバイト。でも、二日行って休み、三日行って休みみたいなサイクル。

不思議ちゃん。

今日は、空き缶をバラして、底と蓋を使って作品を作る。

良い子の皆様は決して真似しないでくださいね。

なんだかんだ、危ないです。

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