◆◆◆ 1988 ★ トーハク、西洋美術館 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.4.29.

S嬢と上野ツアー。

本日29日は肉の日で、上野のB級グルメの店として有名な大山さんで、290円ステーキの日。

なので、ランチはそこで頂くことにしようと計画。

当然に1時間待ちの大行列。

今日は祭日だからねん。

普段、洋食店でステーキなど食べたことが無いというので、そういう体験もさせてあげたかった。(まあ、290円だけどさ)

ワインも頂いて、満腹。

S嬢は総入れ歯のため、レタスが入れ歯と口内の間に引っかかったという不満が、今回のツアーのテーマになった。

電動砥石用の火花よけの台。

花模様の菓子の缶がカワイイ。

今回、トーハクの催し物は、なんといっても、キトラ古墳展圧勝。

入り口前の信号からも、入り口に連なる人の列。うげげ。

驚きの100分待ちに、この展示は観ないで帰ろうという話に決まる。

平城館では、開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」

俵屋宗達の風神雷神が目玉。

臨済宗 建仁寺の収蔵品などを中心とした企画展。

さすがに、屏風の有名な竜頭などは「おおっ」という声の出具合。

手持ちのお祈りグッズ(密教系の小さな品々)なども、ウットリとするような美しさであった。

しかも、若冲とか、長澤芦雪、奥田頴川、海北友松などの名画を多数所蔵。

お寺って、昔は美術館の収蔵庫みたいな役割も果たしていたのねー。

と、しみじみ、アートの歴史というものを噛み締める。

以前拝見したときには、

宗達の風神雷神と、光琳の風神雷神が、横並びで、全員が宗達の前に群がっていたのが印象的であった。

今回、光琳の風神雷神は、本館の2階で展示されていて笑った。

もう並んだりはしないんだね。きっとね。

そのあとは、熊の展示、

日本美術のあけぼの―縄文・弥生・古墳

平成26年 新指定 国宝・重要文化財

浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)

根付 高円宮コレクション

などを拝見し、トーハクを後にする。

何せ広いので、S嬢が飽きてしまい、しかも、展示物が同じような品で、どうも関心が低いモードで申し訳ないからである。

その後は、西洋美術館に流れる。

常設展の松方コレクションを拝見。いつ行っても作品が入れ替わっていて、もちろん、長らく通っているので、観たことある作品も多くあるけど、まだ観たことがない作品も展示されていて、その収蔵品の多さ、幅の広さに驚かされる。

このあと、S嬢は、まだ余力があるのか、地下の展示も見て行くと言い出したので、

ジャック・カロ(1592-1635)は、17世紀初頭のロレーヌ地方が生んだ、優れた技量と豊かな創造性を兼ね備えた版画家です。

も拝見。

入り口で小さいルーペを貸してくれていたみたいで、若い人たちが、ルーペで細かい作品を丁寧に見て歩いていた。

銅版画の展示って地味ねー。

毎度思うけど、カロの作品は、作品そのものが本程度の大きさに留まる作品が多いからね。まあ、当たり前といえば当たり前なんだけど、小さいプレス機しか持ってなかったのかと思ったり。

それにしても、西洋美術館は、どうしてカップルばかりなんだろう。

モネ展のときもそうだったけど。。。。

なんか、若くて美しいカップルさん多数。

まあ、トーハクは古いしね、置いてるものはもっと古いからね。

経文とか坊さんの肖像画とか見ても、話盛り上がらないもんね。

それでも、会場のところどころがリニューアルされて、少しずつ、ステキになってきている。

トイレもきれいだし。

展示に関していえば、トーハクの、作品解説は、前にもまして、字も大きくなり、作品一点一点に丁寧に解説がつけられ、ショーケースの手前からでも、メガネ無しに十分読める文字の大きさになっていた。

ので、どの人も、よく文字を読んでいた。

西洋美術館の解説は、大きいパネルの文字は大きくなったけど、作品紹介の解説文の文字は、小さくて読む気になれなかった。

それでも、随分大きくはなったと思う。

大量に人が並ぶ展示では、展示物や解説文の傍に、近寄ることもできないことがある。

そうすると、読むのを諦めてしまうのが普通である。

私自身は、よほど関心のある作品の解説しか読まないけれども、それでも、丁寧に作られていることは嬉しかったし、学芸さんの頑張りが伝わってきた。

そう、展示品について、もっと知ってもらいたい。歴史ある品物の鑑賞を通し、豊かな人生となるのである。

トーハクでは、26年に重文に追加された作品の展示のコーナーがあり、ここに行くまでの展示でも、テレビで拝見したことのある有名絵画大量に並んでいて、力の差を見せ付けられた気がした。

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