◆◆◆ 1980 ★ 「野口哲哉の武者分類図鑑」展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.4.1.

「野口哲哉の武者分類図鑑」展

1980年生まれの野口哲哉は、実際の製作と同じ手順でミニ甲冑を作り、人形に着せて、その武者たちの物語を紡ぎだす、洒脱と迫真を相持った美術家です。南蛮渡来のシャネルのマークを家紋とした甲冑を身にまとった紗錬家(しゃねるけ)の武者像≪シャネル侍着甲座像≫がある一方で、兜にプロペラ型の立物で空中を浮遊する武者の絵画作≪ホバリングマン 浮遊図≫は巧妙に古びた画面を演出しています。

一貫して鎧武者をモチーフに制作する野口の作品を中心に、彼の発想の原点となった古今の美術作品や写真、商業デザインなどを併せて展示し、時代を超え、現代へと脈々と続くカッコいい鎧武者の系譜を辿る展覧会です。

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以上展覧会のHPより転載。

ぼんやりしていると消えてしまうからね。

彼の展覧会のことは、テレビで知る。

会期が先ということもあり、是非行きたいという夢が叶いヨカッタ。

忘れるところだったよ。

会期ギリギリ。

何を見に行ったかというと、実際の出来上がり具合、質感、サイズ、作品の力などである。

原型は、石膏などで、プラスチック用の型を作り、FRPなどの材料を作り、アクリル絵の具などで塗装しているんだと思う。

すね毛の一本一本までよく作られていた。

途中合流したケンゾー君も、楽しかったと話してくれた。

この日は、絶好の花見日和というニュースを見たため、朝、弁当を作り、S嬢と出発。

石神井公園にてささやかな花見を愉しむ。

弁当のメニューは、ハム・卵サンド、たけのこご飯の握り飯。昆布の握り飯、唐揚げ。

バーニャカロッサという、スペインの安ワイン。

石神井には始めていったが、公園名が駅名にまでなっているからには、桜も何本かはあるに違いないと予想。

駅前商店街から、公園入り口にはボート乗り場。無料の休憩場のベンチが運よく空いていたので、そこで弁当を食べ、目の上の桜を眺めつつ、美術館に流れる。

ボートを漕ぐ人が楽しそうだった。

こういう絵を描くのもいいなあと思ったりもした。

練馬区の美術館には初めて行ったかもしれない。

駅から至近で好感度は高い。

板橋区の美術館も可愛かったけど、何分駅から遠いという記憶。

客商売は、ローカル線の無名駅であれども、駅前というのが基本だろうと思う。

展示スペースも結構な広さ。

逆に、一人展示が大変だろうというぐらい広い。

野口さんの作品は、近美では広すぎるし、近美の2階などのスペースでは狭すぎる。

工芸館も小さいしね。

というような規模で、会場を探すのは大変だったろうと思う。

丁寧に作られた一体一体に、作家さんの思いが伝わってきた。

作品も、甲冑モノといいながら、現代的なもの、シュールな作品と、幅広く、作家の才能を感じた。

また、他の展示会場から借りてきた、桃山時代の甲冑の実物などの展示も臨場感を増す演出で素晴らしいと思った。なかなか見る機会がないからね。

東京国立博物館に行っても、甲冑は見ないことも多いしね。

山手線の向こうには、ヨホドのことが無い限り、展覧会には行かない主義だけど、気になる展示があれば、それは、イロイロとやりくりして出かける主義である。

拝見できてヨカッタと思う。

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