◆◆◆ 1974 ★ STAP細胞騒動 ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送
(あとはいつでも見れますよん)
2014.3.14.
【ことば】STAP細胞(刺激惹起<じゃっき>性多能性獲得=Stimulus−Triggered Acquisition of Pluripotency=細胞) 論文によると、生後間もないマウスのリンパ球を弱酸性の溶液に約30分浸す刺激を与え1週間培養すると現れる、直径5マイクロメートルほどの小型の細胞。体のあらゆる細胞に変化する多能性を持ち、ES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)では作れない胎盤組織にもなる。増殖する能力はないが、特殊な条件で培養すると、多能性と増殖する能力を持つ「STAP幹細胞」に変化する。 2014年3月14日 小保方晴子、笹井芳樹、丹羽仁史 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 論文の不適切な箇所についての、謝罪文などの一連の騒動。 |
金属片による抽象画(カンバス・油絵の具・鉄片) |
私が最初に、彼女の映像を見たのはテレビであった。 なんでも、イロイロな細胞に変化し、治療に役立つという類の細胞を発見したのだというニュース。 「リケ女」と呼ばれた、理化学研究の女性の新発見に、世の中は浮き立った。 若い、つけまつげ(と、たしかネイルも)の女性がインタビューに応えていた。 ああ、時代は変わったのだと思った。 個人的な意見を言わせてもらえば、細胞の培養に、化粧やネイルなどは、邪魔だろうにという老婆心。 そんな人にも、新しい世界を発見できる時代が来たんだねえというのが感想であった。 が、二ヵ月後、話は一転。 文の内容や、写真の流用などが指摘され、理化学研究所のオジサマたちは、テレビで頭を下げっぱなしである。 |
製図の授業 |
私は、女性は、男性の能力に劣るとは思わない。 だけれども、女性のほうが、男性と同等の仕事を望まないという選択肢もあるし、そちらを選んでいる人も多い。 どちらが正しいということではない。 キュリー夫人だって、女性だった。 男性と同じ結果や収益を生み出すことは、不可能ではないというのが持論である。 そういえば、ナッチだったかな。 誰かの詩を勝手に自分の詩集に入れて、騒ぎになっていたことがあった。 絵の世界だって、工藤静香さんが、写真家の写真を無断で利用して描いた絵が賞をとってしまい、訴えられていた。 モラルというのは、何だろうと考えさせられる。 リケ女さんは、悪意はなく、そういうものだと思っていたなどと説明しているとのこと。 そうだろう。 悪意が最初からあったのであれば、最初の発表のときに、テレビに出たりはしないもんな。 |
畳職人さんが畳を縫うときに使う、 針を押し出す道具を作ってみました |
猪熊 弦一郎(いのくま げんいちろう)さんの番組を見る。 最初は、リアル系の作品を丁寧に作る画風。 ヨーロッパでは、ピカソなどの作品に触れて、様々な画風にチャレンジ。 マティスに会い、「君の絵はうますぎる」(独創性が感じられない)などと指摘されたらしい。 絵は独自の世界が持てるかどうか。そこが、ただひとつ、世界的な画家になれるのか、そうでないのかの分かれ道になる。 最初の分かれ道である。 独自の世界を持てないひとばかりである。 猪熊センセイの作品は、大きな壁画であちこちの公共施設にあることは知らなかった。 90代の作品というのもある。 三越駅の駅名の文字盤の上にも、マティスのような切り絵の作品(を大きくしたもの)がいくつもあった。 アタシは、以前、目の手術をしたときに、片目眼帯の期間があり、そのときに、大量に切り絵を作ったことがあった。 だんだん、うまく作れるようになってきた。 それを見た額縁屋のオヤジは、「マティスの作品みたいだな。これを売れよ」と言い始める。 オジャラ「マティスの作品だから売れるんだよ。アタシの作品なんて、買う人はいないよ。並んだって、大して変わらないのにね。」 という会話。 いつまでも、マティスのパクリと言われてしまうのだ。 それでも、猪熊さんは、似たような作品だけど、作品連が残っていたから、地下鉄に貼られたのだということに気づき、また作ろうと思うのだった。カンタンだからね。笑。 |
柳刃にて、一ミリの断裁の練習 |
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