◆◆◆ 1910 ★ 眼鏡君と、彼女来訪 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2013.11.24.

日曜日、眼鏡君(ただ今紛失中のため、メガネはしていないのだが、)が、彼女と訪ねてくる。

ワイン付き。YES!

このとき、アタシは茶しゃくを作っていた。

リベンジに次ぐリベンジ。

忍耐の足りなさは、いつも、ちゃんとした茶しゃくを作ることができないでいる。

今回は、いつも失敗するので、というか、焦げてしまうのを回避するため、削らずにまげて、最後に削るという方法を取ることにした。

眼鏡君は、アタシの、眼鏡っ娘という作品を見て、「これは、作品ですか?」

と聞く。

オジャラ「ああ、そうよ。好きなのあったら、(眼鏡)一個貰えるのよ。」

眼鏡くん「・・・・」

それから、Y嬢(女の子)と、三人で二階の、超やる気の無い展示を見る。

眼鏡君「どっかで見たことがあるような絵ですね」

オジャラ「平面っていうのは、似ないということはできないの。見る方も、誰かの絵に似ているという風に考えることで、安心するのよね。」

それから、前衛的な作品もいくつか見て頂く。

オジャラ「ああ、これね、店のガラスに張り紙されちゃったことがあってさ。しばらく貼ったままにしてたんだけど、無くなると困るんで、額装したんだよね。」

眼鏡「強気ですね」

オジャラ「バトルになるとね、永遠に折り合わないのよ」

別段、もめたいワケではない。

ただ、不愉快な状態の人間関係を継続しつづけるほど、アタシも暇でもない。

眼鏡、とある川の物語という作品を見て

「この作品には、どんな意味があるんですか?」

オジャラ「作品そのものには、意味はないの。ただ、見た人それぞれに、感じるものはあるでしょ。それに、見る方は、作品には意味があるのが正しいと思いこんでいたり、その意味を知りたがったりすることが多いの。」

眼鏡「ああ、意味はないんですね。」

Y嬢には、楽茶碗で、抹茶をふるまう。

眼鏡、「三回回すんだよ」

オジャラ「あはは。ウチは作法無用だから、好きなように飲んでね。

念のため教えてあげるけど、どうして、茶碗を回すのかというとね、主が茶を点てるでしょ。茶碗には、正面に柄が付いていることが多いの。その、正面を、客人に向けて差し出すわけ。それを、受け取ったお客様は、柄が自分の前に来ていると申し訳ないので、柄を主に向けて飲む。そういう習慣があるのよ。」

眼鏡「なるほどー、そういうことだったんですね」

アタシは、実はこのとき、竹をコンロで温めていて、丁度曲げる作業の佳境に入っていた。

とりあえず、ワインを一杯飲むと、Y嬢はバイトの時間となり、二人は、去ってゆき、アタシは、引き続き、茶しゃくの作成を続けるのであった。

やっぱり、上手くまがらないわね。

作り方の説明を再度読む。

竹を二時間ほど煮込むのか。

ああ、電子レンジでチンするという方法も書いてある。

明日はこの方法を試してみよう。

切出しナイフも買わないとな。

絶対にどこかにあるんだけど、見つからないんだよね。

今日は給料日。

バイトの給料をチェックして、それから、ヤフオクの支払いに回る。

翡翠の帯留の落札に失敗したため、新しい品を物色。

早く手に入れないと、他のことができないからね。

あと少しでゴールドランクかぁ。

悩むわね。

ヤフオクで、高村光雲の仏像1000円で販売されていて、棟方志功の仏像も2500円ぐらいで売られていて、どうせニセだろうけど、あの造形は、その値段じゃ買えないよなと、美少女のコレクターとして、少し悩むが、やめることにする。

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