◆◆◆ 1869 ★ 成田空港のターリーズ ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2013.10.21.

成田に着き、チェックイン。まだ時間があるので、みんなでターリーズ コーヒーショップに入る。

二男のウイッちゃんは、アタシに、また、ラーメン屋の話をし始める。

ウィっ「リカ、ラーメン屋の、ラーメンの原価は、一体いくらぐらいなんだい」

オジャラ「普通、35%ぐらいって言われてるけど、店によると思うわ。」

ウィッ「そんなに安いのかい?」

オジャラ「うーん。でも、家賃と人件費があるからね。あの店は、そんなに儲かってないと思うけど」

ウイッ「儲かってないのに、どうして商売をするんだい?」

オジャラ「アナタは正しいわ。そうねー。。。。」この後の言葉は見つからなかった。

ラーメン店を開いて成功したいという夢を持つことは簡単である。それは、喫茶店だって、何か小さい店であったって夢は夢。

稼げる人というのは、もう一歩、別な商才があるものである。

アタシは、このあと、新宿の家賃と、人件費と、店員が何人いたかなどを計算してあげる。ラーメン店は、日本中のあらゆる場所で、そんなに儲かるビジネスモデルではない。

少ない店員で、客数が増えれば、みんなムリがたたって、店主が病気になり、どのみち閉店してしまう。

現実とは厳しく、普通は、そんなにはお客様が来たりもしないのだ。

神保町の漫画喫茶でバイトしていたときにも、隣の薬局のオババに、「今まで、イロイロな店が入っていたけど、全部潰れちゃうの」

という、相談にも似た疑問を投げかけられたことがあった。

ラーメン屋にしては少し広い、40坪ぐらいはある、1階のお店である。

オジャラ「ラーメンは、単価が安いからね。お客さんが入っているように見えても、客単価が700円とかね、ビール飲んでも、1200円ぐらいでしょ。3回転しても、家賃と人件費で赤字と思うよ。最低でも、客単価2000-3000円ぐらいないとね。すずらん通りでは経営を続けるのはムリよ。」

裏道ならともかくである。

オババ「あ゛あ゛。客単価ねー。なるほどねー。そうよねーっ。」

オババは、大いに納得し、今入っている店は、半分立ち飲みの安い居酒屋ながら、お客さんがものすごい入っているため、きっと、長らく営業できるだろうというのがアタシの読みである。

タイの外食産業の値段相場は、日本の三分の一ぐらいである。

ラーメン店で、働きたいという日本人は何人もいると思うけど、儲かったりはしないとうのがアタシの読み。

カラオケとか、パブなんかで、夜、ラーメンを出すとかなら、可能性はある。

出資してくれるっていっても、別に、返さなくてもいいわけでもないし、何よりも、芸術家になるという夢もあるしね。

もともと、ラーメンは、そんなに好きでもない。

もし、本気でラーメン店を開きたいのであれば、働きたい人は、沢山いるから、お手伝いできることがあれば、連絡してくれと伝える。

レシピの入手とか、店員のトレーニングとか、麺製造機の調達などである。

スープは現地の材料で調達できるとしても、麺は無理だと思うからである。

アタシがギャラリーにカフェを併設するときに、何冊かの本を読む。

カフェを開店しようとか、そういう類のハウ・トゥ本である。

あらゆる本に、「儲からないから、その覚悟で、やりたい人だけが、情熱を持って取り組むように」

などと書いてある。

喫茶店となれば、一杯400円の世界。

ラーメン店以下の客単価だもんね。しかも、回転率が悪い場合が多い。

20席以上を確保して、ランチもディナーもやって、やっと、なんとか、、、、

というビジネスモデル。

お金の借入方法まで書いてあるのに、どうやって収益を出すかについては、全く触れられていない、無責任な本たちであった。(全ての本がそういう内容)

商売をしてみたい人たちだらけである。

カフェのオーナーになるという、ささやかで、かすかなる光のある夢。そんな夢は、誰だって持ことができるのである。スタートするまではね。

そういえば、女性企業家ナントカいう創業者の会に入ったことがあったけど、至近で店を開いていた人は、いつのまにか閉店していたので驚いた。開店するときには、チラシを置かせてくれなどと頼みに来るのにね。

何年ぐらい営業していたであろうか。

5年ぐらいかなあ。一生懸命営業していたと思うけどね。

それぐらい、商売というのは厳しいものなのである。

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