◆◆◆ 1834 ★ 根津美術館 ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2013.9.28. 一昨日、ヤボ用ありて表参道まで出かけることになった。ついでに、根津美術館へ。 水墨画の展覧会はどうということもなかったが、秋の茶室のコーナーは、流石に素晴らしい。 継いだ茶碗をあえて客に出し、過ぎゆく秋を惜しむという「わび」の世界なのだそうだ。 あはは。 面倒ね。 所詮欠けた茶碗だろう。みたいな内心。 そういう趣向をした主というのは、ある意味洒落者だったと思うけど、それをそのままパクっている自称茶人という人たちが牛耳っている世界なのである。 茶道とは、「精一杯のおもてなしの心」で、お客様をお迎えするという一言に尽きる。 おもてなしが、奇をてらったり、粗末な茶碗を使ったり、まあ、遊び心満載だったりもするわけで、来るものを驚かせるという志は、現代アートと何ら違いはないとも思えてくる。 |
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別段、アタシは、高い器でおもてなすこともできないが、ギャラリーに来て下さった方には、一服の茶を差し出し、精一杯のおもてなしでございますという顔をするのである。 ギャラリーに来る人の中には、抹茶を飲んだことが無い人も多い。 ちゃんと、最後の泡を音を出して啜るのは、昭和サロンのマスターぐらいかしらね。 しかも、その音がハンパないぐらいデカイので、そこには驚くわけなのよ。 |
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前回根津美術館に来たのは、桜の頃。小堀遠州とその弟子などが集めた茶道具が並んだ展覧会で、素晴らしかった。 5年も前なら、へぇ、これが。。。。 という美意識も、5年もたてば 「作為がなく、やわらかい風合いが素晴らしいですね」 みたいな感想になるのだから、アート愛好というのは恐ろしいと思うのである。 そうして、知らないということは恥ずかしいが、知る努力をしないというのは、美しさを理解するチャンスそのものも放棄するわけだから、もったいないとも思えてくる。 |
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名刀というか、刀の鞘とか、装飾品などが並んだ部屋もあり堪能。 細やかな、口蓋などの小さな美術空間を息を止めて見る。 日本の絵画市場が発達しなかったのは、美意識が、装飾品や日用品の中に凝縮されているからだろうと思えてならない。 そうして、そのことは、着物を着ていても、器を見て歩いても同じ思いがよぎり、 陶芸の先生は、絵も描けたのに、陶芸という道を選べて幸せだったなと思うのである。 あ゛あ゛、早く掃除しないと。人が来ちゃうよ。@FM北千住。一時半集合なのに、現在一時半だよっ。汗。 |
これは、三丁目の氷川神社の、古い建物の方。 確か、ナントカブンカ財だったような気が。 千住の案内のときには、ちゃんと調べて入れときます。 |
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