◆◆◆ 1810 ★ 幸せの黄色いハンカチ ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2013.7.27.

映画、アンパンマンの、幸せの黄色いハンカチが、封切られた。

94才のやなせ先生は、封切り会場などにも出向き、映画のPRに努めていらっしゃった。

スゴイなあ。

私は、ジブリ映画というのは、ナウシカと、カリオストロの城(これはルパンだけどさ)しか見たことがないので、コメントは書かないけど、アンパンマンは、早朝、研究のため、よく見ていた。

9億円の印税生活のためである。

ウチの夫は、番宣の映像を見て、「バリと同じように、善と悪が共存しているという哲学だよね」などと感想を述べる。

アタシ個人としては、完全懲悪的な筋だと思うけど、夫いわく、誰も死なないし、食パンには、またカビがはえるわけだろ。

という会話。

諸悪の根源は、ドキンちゃん。

超ド菌、というのと、心ときめくの、ドキンがかかっていて、素晴らしいネーミングだと思う。

そうして、その、ドキンちゃんの食い意地とか、意地悪心、いたずら心などの邪悪な精神を、バイキンマンが助けて、問題は大きくなり、その問題を、アンパンマンが解決するというのが、ほとんどの筋に共通する骨子である。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そういった、シンプルな筋に、幅を持たせているのが、毎回出てくる一回ポッキリのゲストたち。

お菓子の国の人であるとか、丼ぶりマンとか、オニギリマンとか、そういった仲間とか、虐待される被害者とか、そういう人物たちが無尽蔵に毎回登場し、水戸黄門的な連載は永遠に続いてゆくのである。

そう、新たなる筋を、永遠に書き続けられる構造を確立しているということになる。

それは、連載と言われる多くの筋が、ある種のパターンで成り立っている。

松本清張ものであれば、最後に、今まで全く登場してこなかった、瓜二つの従兄が犯人だったとか、

金田一ものであれば、一人を除いたすべての登場人物が死に、物語が解決する。

とか、そういう流れである。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そう、赤川次郎物、何冊か読んだけど、それ以上読めなかった。

星新一さんは、良く読んだ。

軽くて、登場人物が少ないうえに、物語が短いからである。

あんまり、筋を覚えていないというのが難であるが、いくつかは覚えている。

アタシが、そういった類の、小説の筋などを覚えているというのは、本当に珍しい話で、あんなに読んだつもりなのに、一体、その時間は何だったんだろうと思わないわけにはゆかない。それでも、ある種の、感覚的なものや、本質的なもの、感性などは磨かれたのだと思うことにする。汗。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そうして、書き続けるというのも、また才能であり、評価というのは、結果にのみ与えられるのだということは、ここのところ、よく理解できるようになった。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.