久しぶりに額縁屋のオヤジが訪ねてくる。

アタシは、ゲットしたセンセイの作品の額装を頼む。

親父『暇で暇でショーガネー』

オジャラ『この前の三越の展示会はどうだった？』

親父『ま、500万円位は売り上げたけどな。』

オジャラ『そりゃすごいね』

親父『それにしたって、また沢山描いてるねぇ。』

オジャラ『まあね、最近は、点描も入ってきてるのよ。売れそうにない奴は、薔薇になった後は、点描画って感じ。たははははは』

親父は、一昨日三省堂の入り口の絵の本のバーゲンで買ったばかりのマチスの画集を開く。(→いつも勝手に、アタシの画集を見て回る)

オジャラ『外国に住んでたときはさ、アタシの絵って、よくマチスに似てるって言われたんだけどね、マチスの絵って見たことないんだよね。』

親父『そういえば、この絵なんか、アンタの絵に似てるなー。オッパイなんかそっくりだよ』

オジャラ『でも見たことないんだから、パクリじゃないよ。』

親父『でも、パクリに見える』

オジャラ『どれどれ?この絵、アタシの絵に似てないってば』

などという会話が続く。

一体どんな関係なんだよ。

親父『ところでさ、前描いた絵はどうした?』

オジャラ『ああ、あの辺に埋まってるよ。邪魔でしょうがないよ。そういえば、また、三越で展示会あるの?』

親父『今月またやるよ』

オジャラ『アタシの絵もセンセイ方の絵に混ぜて売ってよ。売れ残ったら返してくれればいいからさ。』

親父『ちょっと出してみ』

オジャラ『←左の人物の絵は?』

親父『そんな股広げてるのは、ゼッタイに売れないよ。薔薇のやつでいいよ。』

オジャラ『←カワイイと思うけどな』

親父『インテリアなんだから、ゼッタイ売れないよ。』

などという会話が延々と続く。

親父『だけど、アンタの絵もあれだよ、変わってるよ』

オジャラ『だから、マチスの絵だってばさ。』

オヤジとの会話はあまり噛み合っていない。

親父『ニッポンのマチスとか言われるようになると、絵も売れるんだけどな・・・・。爆』

オジャラ『はぁ。アタシゃ、千住のピカソ位でいいよ。(狭いなぁ。オジャラよ、目標が小さいぜ。)』

なんか凄くない?(→別に凄くありません。)

展示販売会は、9月21日から10月6日までの予定です。

場所は何処なのかなあ。詳細あとでまたレポートします。

値段設定とかは、オヤジに全部任せてあるので、その辺まだわからないです。

ドキドキだわぁ。

最近ので鑑賞に耐えられるのは、みんなキッチンミナトさんに持っていってしまったので、アトリエにはたいしたの残っていませんけど、また、販売用にも少し描いておこうと思います。